スマスロ、スマパチについて。スロット、パチンコが出てきていますが、これ…

スマスロ、スマパチについて。

スロットパチンコが出てきていますが、これにより何が変わったのでしょうか?

はドル箱積むスタイルでしたが、は何年も前から大体の店がパーソナルじゃないでしょうか?

スマスロスマパチになった事でスペックが向上と謳っていますが、6号機からの出玉規制やパチンコのスペック劣化だったじゃないですか?

結局、国とメーカーのヤラセだったんですか?

と緩和を繰り返してこの業界を潰す気なんかさらさらないんですかね?

それともメーカーが規制の穴を突いてきてるだけなんでしょうか?

僕はこの業界が潰れる事を本気で願ってたんですが。。

回答

zer********:

質問者様のご推察通り。

お上は「“この”業界を潰す気なんてサラサラありません。」

なぜなら、貴重な庁収源となっているからです。
各省庁こぞって、この庁収源を探しているわけですが、現行では

競馬→農林水産省
競輪→経済産業省
オートレース→経済産業省
競艇→国土交通省
宝くじ→総務省
スポーツくじ→文部科学省

それぞれが、数百億円~数兆円と言った庁収源となっています。
そんな中、パチンコ産業の庁収先は、日本国内最大級組織である警察庁となっております。

衰退産業と言われながらも、未だに20兆円規模を誇っていますし、他の庁収源と比較しても頭ひとつ飛び抜けています。
他の庁収源と肩を並べるべく、計画的縮小をして適正化を図り、各省庁の軋轢を無くそうと言う流れこそあれど、それを完全に無くすと言う発想そのものが根底にはありません。

しかしながら、この警察庁。何を大切にしていると思いますか?
大雑把ですが、「民意」「支持」です。
故に定期的に規制強化を図り、「しっかり管轄できている」と言う実績をアピールする必要があります。
その中には「民間事業であれど、完全なコントロール下に置きたい」と言った目論見も含まれています。

そして、こちらも質問者様のご推察通り。
に対抗すべく、「ただ黙って窮屈にされてたまるか!」と針の穴を通す企業努力をしているのは各メーカーです。

規制強化と規制緩和は繰り返されていますが、実は「法的規制強化となった項目は1度も緩和された事が無い」のです。
これは業界内での慣例と言いますか。。お国が定めたルールは簡単には変更が利きません。
そこで根本的なルール(法律)を大きく変えられない様に、お上の顔色を伺いながら、協会やメーカーが「自主規制」と言う形で自ら「枷」を作って申告するのが通例となっています。
これは「お上の方々に従います。逆らいません。」と言う忠義の証ともなっています。

しかしながら、自主規制の範囲はメーカーや協会など、業界全体の変動を見ながらテコ入れがしやすい項目でもあり、「危ない!」と感じたら自主的に緩和する方向に向けやすい特徴も兼ねています。

ちなみに。
開発台を実運用するホールサイドの立場は非常に弱いと言わざるを得ません。業界の影響を直に受けやすい立場であれど、「場」を提供するだけと言う立場に留まっているが故に強い権力を有していないが為です。

そんな背景もある中、スマパチ・の導入。
本当の狙いは「新規参入事業の拡大」です。
既存ホールへの導入は、いわば実験の様なものです。
敷居が高くなって企業個別に見れば「ハイリスクローリターン産業」となってしまったが故に、大手チェーンが勢力図を牛耳り、新装費用もバカ高くなってきてしまっているので、適切な「競争」が生まれなくなってしまっているのです。
着地点としては、スマパチ・スマスロの専門店。小型で新装費用も人件費も維持費もトータルで格段に抑えられる「コンビニパチンコ」と呼ばれるジャンルを確立したいと言うのが本音です。