ポーカー勝者たちが語る『勝つために行う3つのこと』

優れたポーカープレイヤーは、単に「ポーカーが上手い」だけではないのです。勝利を手にするポーカープレイヤーたちが得意とすることは、一つではありません。

トッププレイヤーたちは、成功に導く多くのスキルと特徴を持っているのです。「どうやったら強いポーカープレイヤーになれるの?」と尋ねたところで、数々の特徴を挙げずに答えを導き出すのは難しいのではないでしょうか。

オンライントーナメント、SCOOPの勝者たちはオンラインポーカーで成功を収めるために、何か特別なことをしてるのかな? SCOOPチャンピオン達は以下のように述べています! 

彼らをお手本にして、次の勝者になれると良いね♪

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決意する

2017年SCOOPメインイベントを120万ドル(約1億3,000万円!)で制し、今年のSCOOP 2020ではイベント#70-H:$530 NLHE PKO で111,380ドル(約1,200万円)のタイトルを獲得したCharlie “Epiphany77” Carrelは、成功のすべては「心がけ」と「思索」から来ていると語ります。

「自分のエネルギー全てが集中し、気を配っている時が一番成功しているように思う」と言うイケメン “Epiphany77″。

これはトップハイステークスプロ、イベント#62-H:$5,200 NLHE PKO High Rollerで275,947ドル(約3,000万円)の優勝賞金を手にしたPreben “Prebz” Stokkanも同じことを言っています。

「ここ数年はよく勉強してプレイしてきた。常にゲームに集中し、うまくプレイするために堅く決意していたよ。」と。

ブラジルの “drope$tyle”は、イベント#80-L:$11 5カードPLO 6-Maxで優勝、$7,854(約85万円)を勝利した際、前向きなメンタルが勝利の鍵を握ったと語っています。「トーナメントの初期段階で、集中力と勝つという意志を持っていた。」と。

ポーカーはプレイがうまくいっているときは楽しいけれど、その反対のときは平常心と集中力を保つのはなかなか難しいもの。運が悪くて大きなポットを取り損なった時とか、ね。そのあとのプレイはガタガタに崩れていくこともワタクシはよくあります。投げやりになっちゃったりして・・・

しかしイベント#68-M:$109 NLHE 6-Max Turbo Shootoutで優勝し、$20,736(約220万円)を獲得したRobert “4bet_me” Rohrは言います。

「スタックが数ブラインドになり、シュートアウト形式で2回目のテーブルで勝利できたのは、多かれ少なかれおとぎ話のようなものだった。大事なのは、決してあきらめないこと!」

と。最後まで諦めずに集中してプレイすることが大事なようです。そうすれば、チャンスはある。あとは、何が何でも勝つ! という決意が必要みたいですよ。ワタクシも勝たなきゃ死んじゃう、くらいに思ってプレイするかな w

適応する

ゲームに集中しながら、個々のプレイヤーの傾向を理解することは簡単ではありませんね。しかし、「対戦相手のプレイスタイルに適応することは、SCOOP勝者なら誰でもしていること」と、イベント#01-L:$2.20 NLHE フェーズイベントで優勝し、19,379ドル(約210万円)を獲得した “Kjonesgg” は言います。

同じくイベント#01の$22ミディアムバイインで優勝し、$84,876(約920万円)を獲得したOdintoi “albert28” Florianは、タイトなプレイをするタイミングと緩めるタイミングを正確に把握していたようです。「特定の状況でプレイヤーがプレイするレンジを理解し始めたんだ。これは、他の誰もがやらないようなブラフができることを意味していたよ。」と。

相手のプレイに適応させる方法を学ぶのには、ポーカーストリーミングや動画を見るのがおすすめ。ポーカープロなど、スキルのある人たちがどのようにプレイするか、異なる相手に対してどのように異なるプレイをするかに注目して見るのも参考になりますよ。

応用する

ポーカーについて勉強するのはとっても良いこと。でも、学んだことをゲームで応用しなければ、上達に時間がかかります。

イベント#71-L:$11 NLO8 Turboでポーカープロの木原直哉さんたち二人を相手に優勝し、$7,574(約81万円)を獲得したKami “drkamikaze1” Chisholmは、ICM(Independent Chip Model – スタックサイズに基づいてトーナメントでの各プレイヤーの優勝確率と賞金期待値を計算する数学的システム)について知るべきことがあると、SCOOPの前に本腰を入れて勉強したそうです。

「自分のトーナメントゲームで最近、最も大きな調整をしたのは、ICMに集中すること」と彼女は言います。「Michael Acevedo(数学者としての経歴を持ち、プロのオンライントーナメントプレイヤーでありコーチでもある)によるICMのトレーニングビデオを見て、トーナメントプレイに対する考え方が完全に変わったの。」

ミックスゲームが得意なKami “drkamikaze1” はさらに、ノーリミットホールデムでGTO(Game Theory Optimal − ゲーム理論最適化。相手がどのような戦略を取っていても、つけいられる隙を作らない戦略)を勉強することが、他のゲームでも彼女を助けていると語ります。

「私の最大のスキルの一つは、常に他のゲームから学んだことを次のゲームに適用することかな。私はテキサスホールデムに関しては良いプレイヤーとは言えないから、少しでも追いつこうとGTOを徹底的に勉強して挑みました。そのことは他のゲームを改善する上でも非常に役立っています。特にノーリミットオマハ8のようなゲームは、ノーリミットベットゲームであるという構造上の重要な共通点が多くありますからね。」

だそうです。簡単に勝てた訳ではないようです。

もう一つ忘れてはいけないのは、前回のセッションからネガティブな感情を持ち越さないこと。イベント#69-M:$109 NLHE の勝者で$44,863(約480万円)を獲得したMarcelo “Portaluppi.7” Crippaはこう話しています。

「SCOOP 2020のある晩、ビッグバイインイベントでミスをしてしまい、自分自身に腹が立った状態でセッションを終了したんだ。次の日に目が覚めた時にも、まだそのミスに腹が立っていたよ。でもその日のセッションを成功させる唯一の方法は、前日のミスを繰り返さないこと、と自分に言い聞かせたよ。この考え方が大きな助けになったと思ってるんだ。」

そうですねぇ、この気分の切り替えは必要。ワタクシも引っ張ってしまうタチなのでいけないとは思っているのですが・・・

それにしてもみなさん、ものすごい勉強をしているようです。勝利は努力の賜物、とでも言いましょうか。ワタクシも少しは勉強しなきゃ! ですね・・・