パチンコの換金所を訊いても教えてくれない理由!換金所の探し方や仕事内容も紹介

5分で読める記事です

この記事でわかること
閉じる
1
パチンコの換金所とは?

2
パチンコ屋の店員さんが場所をはっきりと教えてくれない理由

3
自分で探しても見つからないときの対処法

4
景品交換所は違法じゃないの?

5
換金所の謎のおばさんについて

6
換金所のバイトってどんな仕事?給与は?

7
パチンコ換金所の求人は探せばわりとある

8
最近のパチンコ換金所事情

9
まとめ

パチンコ、パチスロを長いことやってきても、最大のハードルとなるのが、換金してもらえる景品交換所(換金所)。

初めて行ったパチンコ屋だった場合、どんなにキャリアのある人でもどこにあるのか迷ってしまうケースがしばしば発生します。

そういう困った時はあらゆる業種の中でもトップクラスで接客が抜群の店員さんに訊けば教えてくれる…と思いきや、意外にもはぐらかされて終わってしまうケースも多い不思議な存在。そんなパチンコの景品交換所について紹介していきます。

パチンコの換金所とは?

パチンコ換金の仕組み

景品交換所とはプレイヤーがパチンコ店で交換した特殊景品を換金してくれるところです。

パチンコ屋が出してくれた特殊景品を換金してくれるため身内のようなものではないのかと思われがちですが、不正防止のため、別法人であることや営業場所が別住所であることなどが義務付けられているといった厳格なルールがあります。

昔はその辺も曖昧な部分があったようで見過ごされていたり、地域的にOKだったりしたこともありましたが、現在では当然オール御法度。

近年でも店内で換金したり、換金するスタッフがパチンコ屋の店員も兼ねていたりして、店側から逮捕者が出たとニュースになったこともあります。

パチンコ屋の店員さんが場所をはっきりと教えてくれない理由

景品交換カウンターで出玉を景品に交換してもらったら次は換金所の出番。

だけど店員さんに換金所の場所を聞いてもなかなかはっきりとは教えてくれなかったという経験はないでしょうか?これには理由があるのです。

次の項目でパチンコの店員さんがはっきりと場所を教えてくれない理由を説明します。

店員さんはあくまでも場所を言えないというスタンス

パチンコ店は法律で自社の提供した賞品を買い取りすること(自社買い)を法律で禁止されています。

実際に年に何度か自社買いで風営法に違反した疑いでパチンコ店の経営者が逮捕される事件もあるようです。この為、自社買いを疑われないようパチンコ店員は無闇に利用客に換金を促すような行為をしたり、換金所がある場所を積極的に言わない所もあるようです。

パチンコ店はゲームセンターと同じように遊技施設としてパチンコ台での遊技を利用客に提供しています。利用客は遊技台で獲得した出玉の数に応じて様々な景品を獲得できるのですが、パチンコ店の業務としては、景品交換カウンターにて利用客が持ってきた出玉の数に応じた景品を渡すところで完結します。

自分で探しても見つからないときの対処法

自分で探しても見つからないときの対処法

景品交換所はパチンコ屋と大体が「対」になっています。なので、パチンコ屋のすぐ近くにあるのが基本…なのですが、景品交換所自体はこじんまりとしているところが多く、初見では見つけられないことも。

そんな風に探してみても景品交換所の場所が分からない時は店員に尋ねてみるといいでしょう。しっかりと教えてくれるかどうかはパチンコ屋の方針によりますが、最近では「お客様は店を出てよく右側の方に行かれますね」というように大まかなヒントで教えてくれることが多いようです。

それでも見つけられない場合は、他のお客さんのあとをこっそりとつけて景品交換所へ向かう奥の手を使いましょう。

見つけた景品交換所が開いていなかった!閉まっているときはどうしたらいい?

基本的に景品交換所はその近くのパチンコ店の営業時間に準じて開いていますが、元々の休憩時間であったり、中の人が小用で交換所を空けていることは稀にあります。

パチンコ店が閉店した後もしばらくは開いていますが、営業時間中に開いていなかった場合はしばらく待つと開くので、休憩所で待つのも一つの方法です。

レシートには「当日限り有効」と記載されていますが、交換所に持って行っても買い取ってもらえないという事はないようです。(※店舗によっては取り扱わないところもあるので確認はしておきましょう)

景品交換所は違法じゃないの?

景品交換所は違法じゃないの?

パチンコ店が換金できる景品交換所の位置を積極的に教えてくれないのは後ろめたいところがあるからではないのか? つまり違法なんじゃないの? と思うかもしれません。

確かに古物営業法に関わる部分であり、買い取る側の資格や買い取る特殊景品の正当性、また客の身分の確認といった部分で曖昧さが残るのも事実ですが、景品交換所の存在も、そこでの換金も問題なしとなっています。

もちろん、資格がない者が景品交換業を行っていたり、その他のルール違反を行ったりした場合はアウトですが、それらの場合は我々プレイヤーの問題ではないので、堂々と正規の景品交換所で安心して買い取ってもらいましょう。

なお、特殊景品を買い取ってくれる景品交換所を積極的に教えてくれないことについては諸説あり、合法とされる前までは長い期間グレー扱いだったり、建前上とはいえパチンコ屋と景品交換所が無関係な法人であったりということが影響しているようです。

パチンコ店と景品交換所は法律上は何の関係もない

よく利用者に思われているのが、パチンコ店とほぼ同じ敷地内にある換金所はグルなのでは?という疑問。ところが風俗営業法第23条では「自社買い」を禁止しています。

そしてパチンコ屋と景品交換所は別の法人であることを義務化しているため、資本も人間関係も違う全く別の会社です。

三店はそれぞれ別の会社が経営している

上述したようにパチンコ店、と換金所、そして換金所から特殊景品を買い取る景品問屋はそれぞれ別の会社が経営しています。

パチンコ店があるその地域によってばらつきは出ますがその地域の組合や店舗ごとに会社が違うようです。

なお、東京都では景品交換所をTUCという組合で管理し、ここに加盟しているところであればどこでも特殊景品を買い取ってもらえるようになっています。

換金所の謎のおばさんについて

換金所に行くと結構な確率で出会える換金所の謎のおばさん、おじさん(ちょっと感じが悪いとの声多数)…ここでは、なぜ換金所のスタッフさんたちにはシニアの方が多いのか?個性豊かな面々が出迎えてくれる換金所の彼女(彼ら)は一体何者なのか?を紐解いていきます。

窓口スタッフにシニアの方やおばさん率が高いワケ

景品交換所の中の人、即ちスタッフは中年女性であることが多いです。

これは景品交換所という職業は力作業が不要であるといった特性から、身体に障害を持った人や女性など、主に体力面で劣り、社会的に立場の弱い人たちに仕事の場を提供するといった目的からスタートしたことに由来しているとのこと。

つまり、社会貢献の意味合いも兼ねた職業と言えるのです。

また、営業している場所は、広々としたパチンコ店とは逆に、比較的狭い建物での業務となるため、小回りの利く体の小さい女性が積極的に採用される面はあるようです。

換金所のバイトってどんな仕事?給与は?

換金所のバイトってどんな仕事?給与は?

換金所の業務内容に関しては、特殊景品の真贋判別や買い取り金の受け渡しが主体。その他、買い取った特殊景品の管理や場合によってはホールへの引き渡しも行います。

昔は真贋判別と買い取り金の受け渡しは手作業で行っていましたが、昨今ではかなりの部分でオートメーション化が進み、だいぶ作業の簡素化が進んでいるようです。

それゆえ、業務内容自体は他業種と比べてもかなりの軽作業と言えそうです。

支払われる賃金に関しては地域や繁盛ぶりで異なってくるようですが、時給だと1000円を超え、多いところでは1600円以上の場所もあります。

パチンコ換金所の求人は探せばわりとある

資格や職歴は不問の場合が多い

求人情報を検索してみると換金所のアルバイトは複数のサイトで比較的多くヒットします。

基本的にどの求人も年齢・性別・資格経験などは不問の案件が多く、中には研修体制が整っているところもあるので初心者でも比較的働きやすい仕事と言えるでしょう。

雇用形態は正社員というよりはアルバイト/パートの場合や業務委託が多く、業務委託の場合、企業と雇用契約を結ばずに業務を行う形になります。

業務委託は服装が自由であったり副業可であるメリットがある反面、基本的には労働基準法などの適用がされず、企業の社会保険や雇用保険には加入できない、労働時間の上限がないことに加え、万が一トラブルが起こった場合も保障されないなどのデメリットもあるので注意しましょう。

勤務時間帯や待遇なども運営されている団体や地方によってまちまちなので、働いてみたい地域の求人情報サイトを確認してみて自分に合った求人を探してみて下さい。

最近のパチンコ換金所事情

前項で、景品交換所の業務内容に機械化が進んでいると書きましたが、最近ではさらに一歩先を行く設備のところも出てきています。

これは新型コロナによる影響を受けてスタッフ不足や感染対策も兼ねた対応や、流行りのVTuberの技術を取り入れた進化と見られます。

昔は一見直ぐにでも潰れそうな掘建て小屋のようなものであったり、スナックのおばちゃんが交換に対応するような営業形態だったりと信じられないようなところも多かったのですが、今では景品交換所を取り巻く環境は劇的に変化しつつあります。

受付がバーチャルな女性に

まだまだ主流という程の普及には至っていませんが、景品交換所の受付がバーチャルな女性になっている景品交換所を見かけるようになりました。

大規模のパチンコ店に特殊景品を扱うところでは捌く量も多く、積極的に導入が進んでいるようです。

受付がバーチャルな女性に

見た目の華やかさもあり、評判は上々とのことですが、理由はそれだけでなくスタッフの個人情報を守る意味でも導入に踏み切るところもあるようです。

受付がバーチャルな女性に

ちなみに、バーチャルスタッフの景品交換所でも買い取ってもらう手順は他と一緒。
バーチャルスタッフが映っている窓口が営業対応中なので、そこで換金してもらいましょう。

また、機械化の極みとも言うべき景品交換所もすでに誕生。窓口に特殊景品を入れる際、換金してもらう側が完全にセルフで行うところもあります。

慌てずに説明どおりに特殊景品をセットするのがコツです。

まとめ

ギャンブルに絡む以上、どうしても換金という行為そのものに注目が集まってしまいがちな景品交換所。

その成り立ちを振り返ると社会貢献を担ってきたことが分かります。その後も、暴力団の介入やパチンコ店との共謀といった不正を排除し、業界の健全化が進むにつれ、職業としての地位も上がり、今日では幅広く人材の就職先として存在感を増しています。

そんな景品交換所もバーチャルスタッフや自動真贋判定機、自動買取機といった新しいシステムの導入も盛んです。

また、目を惹くという意味では新技術ではないものの、リアルタイムの金価格が表示されているところもあるので、全国区各地にあるパチンコ店に赴き、その近くにある景品交換所をチェックしてみるのも面白いのではないでしょうか。

関連記事