オグリキャップのラストランはなぜ特別に語られるのか。競馬を知っ…

オグリキャップのラストランはなぜ特別に語られるのか。

競馬を知って3か月ぐらいのものです。

オグリキャップのラストランはなぜ特別に語られるのでしょうか?

オグリキャップが地方から中央に移籍してなお結果を残し続けたことや勝率が高くとても強いお馬さんだったことは調べてわかりました。

しかし、一つだけラストランが感動を呼ぶレースだったのかがいまいち理解しきれていません。

しばらく勝てなかったがラストランで結果を残したというお馬さんはコントレイルやカンパニー、マカヒキ、ステイゴールドなどいます。

怪我から復活したお馬さんはトウカイテイオーやカネヒキリなどいます。

「芦毛は勝てない」と言われる中で結果を残し続けたお馬さんと言えばタマモクロスも同じだと思います。

”地方から中央に移籍して結果を残したお馬さん”と言えばイナリワンだってそうだと思います。

有馬記念にしても

白熱具合であればTTG世代や99スペグラスも負けてないと思います。

記録という意味ではレコードの04ゼンノロブロイ、37年ぶり牝馬制覇の08ダイワスカーレットももっと語られてもいいレベルだと思います。

しかしこれらのお馬さんや歴代よりも今なお根強い人気があり、競馬好きによる感動のには必ずオグリキャップのラストランが入っています。

気になったため質問させていただきました。

回答

シロクマ:

国民的なスーパースターで当時の競馬界の絶対的な主人公だったからです。

漫画でよくある「最終決戦で主人公が苦しい状況から覚醒して逆転してラスボスを倒す」みたいな展開をそのまま現実でやってみせたからです。

要するに、圧倒的な主人公感、惨敗続きからの、国民的な知名度、地方からの移籍馬という異例のキャリア、これらが全て合わさったからこそ、他の有馬記念よりも感動するレースと呼ばれるのだと思います。


ezx********:

なるほど、あなたの立場になったお考えはよくわかります。あなたから見てオグリキャップのラストランは他の馬でもそれに匹敵するような事例があるのではないか?とお考えになられてるということですね?
これは当時リアルタイムでを見ていた我々世代とあなたとの“温度差”でしょうからこれは致し方ないと思われます。

この世の中には『唯一無二の存在』というものがあります。
例えば、例えばですよ、野球で考えてみましょう。
何十年後の将来、大谷翔平引退試合の最終打席で逆転満塁ホームランを打ったとしましょう。それはおそらく野球ファンの間で、いや日本国民の間で未来永劫語り継がれていくでしょう。
ですがもしもこれが日本のプロ野球で1軍と2軍を行ったり来たりレベルのあまり有名ではない野球選手が引退試合で逆転満塁ホームランを打ったとしてもせいぜいが翌日のスポーツ新聞の一面を飾りはするかもしれませんが時の流れとともに人々の記憶から風化されていくと思われます。
つまりあの時代における競馬ファンの中でのオグリキャップの存在は今で言う大谷翔平に匹敵するような存在だったのです。それ故オグリキャップの有馬記念は特別に語り継がれているのです。


rab********:

そのくらい、時代を巻き込んだ「スーパーアイドルホース」だったからですよ。

オグリの成績を見て頂けると分かるのですが、連戦連勝を続けた中央競馬参戦の頃はともかく、初の敗戦となった天皇賞(秋)以降、引退レースまで結構負けてるんですよ。なので、ディープやイクイノックスほど、「問答無用の絶対的強さ」を誇った訳ではありません。つまり、ファンはオグリに強さを求めた訳ではなく、「の主人公」としてのドラマを求めていたような気がします。そんなオグリに毎回のように一喜一憂し、あのような大ブームとなったんです。

そして、あの有馬記念。競馬を少しでもかじった方なら、あのオグリは買えません。それほどに状態は悪く、力の衰えは明らかでした。何より、オグリの最大の武器だった闘争心は「完全に燃え尽きた。」と紙は書きまくっておりました。

調教はダメ、パドックもダメ、返し馬もダメ。騎乗をする武豊騎手も、「ファンのために見せ場くらいは作りたい。」くらいの気持ちでレースは始まったのです。

ちなみに最近のテレビなどで、「オグリの闘争心を取り戻すために、武豊騎手は父親の馬をわざわざ呼び寄せて併せ馬させた。その結果が…。」なんて感動話にしてましたが、あんなのは大嘘。調教はさっぱりで、誰も評価はしていません。それどころか、他の馬が本番に向けた強い最終調整をしてるなか、オグリがやっていたのは手前を変える練習。「手前を変えないクセが出たら困るので。」という理由だったそうですが、本当はこれ以上の良化が見込めなかったため、もうやることがなかったんです。他の陣営からすれば、「オグリ、今頃なにをやってんねん?」だったと思いますよ。

あの時の有馬記念の新聞があれば、見て見てください。オグリ、ほぼノーマークですから。

最後にオグリは一番人気と大差のない4番人気でした。オッズだけ見れば、「それなら、勝ってもおかしくないだろー?」と思われるかも分かりませんが、あれは奇跡です。競馬もロクに知らない兄ちゃん姉ちゃんがこぞってオグリの単勝を買った結果。彼らにとっては、「オグリオグリ!だって、他の馬なんて名前も知らないもん!」って感じだろうと思います。

なので、あの単勝馬券は「究極のミーハー馬券であった。」と今でも思っております。


zon********:

国民的アイドルホースだからです。

それに、負け続けてもうダメだと
諦めたラストランに勝つアイドルホースはオグリキャップだけです。

トウカイテイオーも劇的な復活だったけど、結果的に引退レースにはなったけど
引退レースとして勝った訳でもないし
田原のキザなインタビュー
嘘の涙、長いセリフとかあったから
余計、トウカイテイオーの花道を
邪魔しましたね


1151847549:

理解できなくて良いと思います。実際に目の当たりにした人と、人から聞いた話しとでは、感情が違う。理屈で考えても一生解らないと思うが、知らない人は理屈で考えてしまう。多分あなたには解らないでしょう。それで良いと思います。

goh********:

結局のところ、オグリキャップという馬の人気が飛びぬけて高かった、という理由になると思います。

オグリキャップは、中央競馬に移籍すると、第二次競馬ブームと呼ばれるほどのブームを作りました。
当時、ファン投票は郵送か競馬場での投票しかなかった時代に1989年の有馬記念ファン投票では、19万7682票を獲得。これは、2020年に破られるまで史上最多得票数でした。

そんなオグリキャップですが、前年に争っていたライバルのスーパークリーク、イナリワンは既に引退(同期ですと、ヤエノムテキやバンブーメモリーが現役でいましたが格下扱い)し、故障から復帰したオグリキャップは天皇賞・秋ジャパンカップと惨敗。
有馬記念の単勝人気は、5.5倍の4番人気でしたが、競馬評論家たちからは「オグリは終わった馬」という評価が一般的。

https://www.nikkankeiba.co.jp/chuo/meiba1/47/47.html

これは、競馬専門紙である日刊競馬の当時の馬柱ですが、6人の記者で印を打っているのは3人だけ。それも、▲と△だけ、と上手くすれば2着くらいはあるんじゃないか、くらいの評価だったのです。

単勝は5.5倍で4番人気でしたが、あくまでも馬自身、の人気があり、かつ、これがラストランだからと、ある意味、記念品のような意味で買っている人が多い、というような形でした。

ところが、いざ、レースが始まるとそんな下馬評を覆して勝利を挙げて引退したことで、特別なものとして語られるようになりました。

記録とか、そういうものでいえば同じ日に行われた900万円条件戦(現2勝クラス)の勝ち時計が2分33秒6。有馬記念の勝ち時計が2分34秒2。下級条件のレースよりも遅いというある意味では「凡戦」と言えるレースです。
しかし、オグリキャップという馬をずっと追いかけて、その物語の最後を飾るレースとしてとらえたときに、これが「特別なレース」として輝くことになるのです。


kei********:

今とは時代が違いすぎますからね。オグリはエピソード満載の馬で、
語られて然るべし、なんですよね。

・クラシックに出走できなかった(登録の問題)
馬主が変わって、色々と悶着があった(馬主が問題を起こしたりした)
・JRA入り後、かなり酷使された
(3歳で10戦!もしたため、4歳春を棒に振った)
・4歳秋にはGⅠ連闘と、またも酷使された(9~12月で6戦!)
・結果、5歳秋の2戦を凡走し「終わった馬」とみなされた

ラストランは何と32戦目!こんなに酷使された名馬は、なかなか
いないでしょう。もう無事に走ってきてくれれば・・・と思ったファンも
多かったはずです。このレースのを取ったのは、今でも私的には
最高の思い出です。

    kei********

    今と違って「人間の都合」で馬が酷使されても、それほど批判されない
    時代でした。オグリはそれでも一所懸命に走り、も乗り越えて
    最後まで走り切った。それが、競馬という枠を超えて、人々の記憶に
    残り続けた理由だと思います。


speranza city:

もともと超人気馬、引退レース、もう終わったと思われていた、有馬記念などの条件が揃っていたから。
リアルタイムに知らないので感覚はわかりませんがなんかとは人気が違いすぎると思います。
有馬記念てのも大きいです。ダービーよりも多くの人に注目されるレースです。


右崎 論(ガソリンマスター):

リアルの世代です。
いろいろ悲運に翻弄されましたからね。

ラストランは、バイトをサボってテレビで観戦しました。
もうね、勝負とかどうでもよく、走っている姿を見るだけで涙が止まりませんでした。
ゴールに近づいたときは、感極まって画面を見ることさえままなりませんでした。

なぜ特別に語られるか。
それは(愚かな回答になってしまいますが)、このラストラン自体が至高だからです。
オグリキャップはもちろん、このレースに参戦したすべての競走馬とジョッキーが特別なんです。

ごめんね、合理的な回答にならず・・・

シロクマ:

国民的なスーパースターで当時の競馬界の絶対的な主人公だったからです。

漫画でよくある「最終決戦で主人公が苦しい状況から覚醒して逆転してラスボスを倒す」みたいな展開をそのまま現実でやってみせたからです。

要するに、圧倒的な主人公感、惨敗続きからの復活、国民的な知名度、地方からの移籍馬という異例のキャリア、これらが全て合わさったからこそ、他の有馬記念よりも感動するレースと呼ばれるのだと思います。


ezx********:

なるほど、あなたの立場になったお考えはよくわかります。あなたから見てオグリキャップのラストランは他の馬でもそれに匹敵するような事例があるのではないか?とお考えになられてるということですね?
これは当時リアルタイムで競馬を見ていた我々世代とあなたとの“温度差”でしょうからこれは致し方ないと思われます。

この世の中には『唯一無二の存在』というものがあります。
例えば、例えばですよ、野球で考えてみましょう。
何十年後の将来、大谷翔平が引退試合の最終打席で逆転満塁ホームランを打ったとしましょう。それはおそらく野球ファンの間で、いや日本国民の間で未来永劫語り継がれていくでしょう。
ですがもしもこれが日本のプロ野球で1軍と2軍を行ったり来たりレベルのあまり有名ではない野球選手が引退試合で逆転満塁ホームランを打ったとしてもせいぜいが翌日のスポーツ新聞の一面を飾りはするかもしれませんが時の流れとともに人々の記憶から風化されていくと思われます。
つまりあの時代におけるの中でのオグリキャップの存在は今で言う大谷翔平に匹敵するような存在だったのです。それ故オグリキャップの有馬記念は特別に語り継がれているのです。


rab********:

そのくらい、時代を巻き込んだ「スーパーアイドルホース」だったからですよ。

オグリの成績を見て頂けると分かるのですが、連戦連勝を続けた中央競馬参戦の頃はともかく、初の敗戦となった以降、引退レースまで結構負けてるんですよ。なので、ディープやイクイノックスほど、「問答無用の絶対的強さ」を誇った訳ではありません。つまり、ファンはオグリに強さを求めた訳ではなく、「中央競馬の主人公」としてのドラマを求めていたような気がします。そんなオグリに毎回のように一喜一憂し、あのような大ブームとなったんです。

そして、あの有馬記念。競馬を少しでもかじった方なら、あのオグリは買えません。それほどに状態は悪く、力の衰えは明らかでした。何より、オグリの最大の武器だった闘争心は「完全に燃え尽きた。」とスポーツ紙は書きまくっておりました。

調教はダメ、パドックもダメ、返し馬もダメ。騎乗をする武豊騎手も、「ファンのために見せ場くらいは作りたい。」くらいの気持ちでレースは始まったのです。

ちなみに最近のテレビなどで、「オグリの闘争心を取り戻すために、武豊騎手は父親の馬をわざわざ呼び寄せて併せ馬させた。その結果が…。」なんて感動話にしてましたが、あんなのは大嘘。調教はさっぱりで、誰も評価はしていません。それどころか、他の馬が本番に向けた強い最終調整をしてるなか、オグリがやっていたのは手前を変える練習。「手前を変えないクセが出たら困るので。」という理由だったそうですが、本当はこれ以上の良化が見込めなかったため、もうやることがなかったんです。他の陣営からすれば、「オグリ、今頃なにをやってんねん?」だったと思いますよ。

あの時の有馬記念の新聞があれば、見て見てください。オグリ、ほぼノーマークですから。

最後にオグリは一番人気と大差のない4番人気でした。オッズだけ見れば、「それなら、勝ってもおかしくないだろー?」と思われるかも分かりませんが、あれは奇跡のオッズです。競馬もロクに知らない兄ちゃん姉ちゃんがこぞってオグリの単勝を買った結果。彼らにとっては、「オグリオグリ!だって、他の馬なんて名前も知らないもん!」って感じだろうと思います。

なので、あのは「究極のミーハー馬券であった。」と今でも思っております。


zon********:

国民的アイドルホースだからです。

それに、負け続けてもうダメだと
諦めたラストランに勝つアイドルホースはオグリキャップだけです。

トウカイテイオーも劇的な復活だったけど、結果的に引退レースにはなったけど
引退レースとして勝った訳でもないし
田原のキザな
嘘の涙、長いセリフとかあったから
余計、トウカイテイオーの花道を
邪魔しましたね


1151847549:

理解できなくて良いと思います。実際に目の当たりにした人と、人から聞いた話しとでは、感情が違う。理屈で考えても一生解らないと思うが、知らない人は理屈で考えてしまう。多分あなたには解らないでしょう。それで良いと思います。