バルカン半島最大規模の経済規模をほこるギリシャ共和国において、 オンラインカジノに対する厳しい規制が新たに課されることになった。ギリシャ共和国政府による独自のルールのため、国外のプレーヤーには関係のないことではあるが、大胆な規制ということもあり業界の注目を集めている。
ギリシャ政府による新たな規制とは
新たなルールは、オンラインカジノ利用者であれば必ずプレイしたことがあるはずの、RNG(ランダムナンバージェネレーター:ランダム値生成機)を使ったオンラインスロットに対する規制。
具体的には、最大ベット額、最大勝利金の上限の変更および新設で、一気に大金を手にするチャンスがなくなってしまうことを意味する。詳細は以下の通り。
- 最大ベット額:$2 (1ベットあたり)
- 最大勝利金:$5,000 (1ベットあたり)
- 最短スピン時間:3秒
賞金金額の制限にわをかけ、最短スピン時間も3秒になるため、短いスパンでテンポよくリールを回すことができなくなる。
そして、「オンラインカジノのサイト外でスロットの宣伝してはいけない」というルールも併せて、施行される予定である。
背景
新ルールの設置にあたっての背景は、ギリシャ政府の法務機関によるギャンブル法の見直しがきっかけだった。今年の1月に正式に当新ルールが受け入れられたと、現地メディアによって報道されている。
興味深い点は、その他のカジノゲームに関しては、1ベットあたりの最大勝利金が€70,000。さらにスポーツおよびその他イベントは、€500,000と大幅に大きな金額が設定されている。
ここから、ギリシャ共和国でもオンラインスロットの需要が大きく、これを抑止するかたちで、より厳しい規制が設定されていると考えられる。
まとめ
スペインでもギャンブル関連の広告が禁止される流れもあり、これまでに割と緩やかなルールで管理されていたヨーロッパ圏で規制が強化されていく風潮がみうけられている。一方、ギャンブルに対して厳しかったアメリカで、公的にカジノが認められる州が続出するなどの流れもある。世界的に、ギャンブルによる経済的な繁栄と、個々の安全性のちょうど良いバランスポイントが探られているようだ。
ルールや法律がなくても、健全なプレイができるように自己規制をかけながら楽しみましょう!
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