ブックメーカーに日本で賭けることは違法か?法律から見る安全性

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実際のスポーツの試合結果を予想しお金を賭け、予想が的中すれば賞金を獲得できる「ブックメーカー」。競馬やワールドカップなどスポーツイベントの観戦が人気となる中、国内のユーザーも増えてきている人気急上昇中のギャンブルです。

しかし、「本当に日本でブックメーカーを遊ぶのは合法なの?」と疑問に思われる方も多いでしょう。そこで、このページでは日本国内でブックメーカーを利用するのが合法なのか違法なのか?について解説します。現在の日本の法律から、ブックメーカーの利用に関する違法性について説明します。

なお、この記事は現在の情勢に基づく当サイトの推測によるものであり、100%正しい内容であるとは限りません。また、犯罪を幇助する目的で投稿しているものでもありません。

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(ウィナーズクラブ管理人)

ブックメーカーそのものは完全合法で運営されています。日本からブックメーカーに賭けることについては、実際にブックメーカーに賭けたことが違法であるという判決はでていないことから「違法でも合法でもないグレーゾーン」と言えます。今後法整備がなされれば状況が変わる事も考えられますので、SNSなどでの公表は避けましょう。

この記事のまとめ

  • 日本でブックメーカーをプレイする事は違法・合法の判断が難しいグレーゾーン
  • 国内にあるインカジなどで遊ぶことは完全に違法なのでやめましょう
  • 安全性の高いブックメーカーの選び方がわかる
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この記事はおよそ 7分 で読むことができます。時間がない方は目次を活用しましょう

目次 開く
ブックメーカーは違法か合法か?

ブックメーカーは日本の法律ではグレーゾーン
海外のブックメーカーは娯楽として合法的に運営されている
国内で逮捕される可能性が高いケース

インカジや地下カジノなどでプレイしたら違法
運営会社が日本にあるブックメーカーで遊ぶと違法
税金申告をしなければ脱税とみなされる可能性がある
ブックメーカーを安全にプレイするためには

安全性の高いブックメーカーの選び方
ブックメーカー違法・合法まとめ

ブックメーカーは違法か合法か?

ブックメーカーは違法か合法か?

「ブックメーカー(スポーツベット)」とは、世界中で行われているスポーツの試合結果について、「どちらが勝つか」「正確なスコアは何vs何か」といった予想を行い、お金をベットすることのできるゲームです。予想が的中すれば、オッズに応じた賞金を獲得できます。

ただし、日本においては宝くじ・競馬・競輪など別途法律で合法と定められたを除いては、賭博が禁止されています(パチンコは「一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまる」遊技のため、一定の規制はあるものの明らかな違法ではありません)。それでは、ブックメーカーは日本国内では違法なのでしょうか?

ブックメーカーは日本の法律ではグレーゾーン

ブックメーカーは日本の法律では「違法とも合法とも言い切れない」状態にあります。何故かというと、ブックメーカーは海外で運営されているからです。

ブックメーカーのサイトはイギリスやオランダ領キュラソーなど海外にあり、日本人プレイヤーは海外のサイトにアクセスして賭けを行います。そのため、「賭博行為が海外で行われている」と考えることができます。海外ではブックメーカーが公認されている国も多く、そういった国で運営されているブックメーカーにアクセスして賭ける行為が果たして「日本における賭博行為」に当たるのか…については現在の日本の法律では明確に判断できません。

当然ながら「刑法に書かれていない行為は罪ではない(罪刑法定主義と言います)」ので、現状白に近い…ということは出来ますが、賭博行為の一部が日本国内で行われている、と言うこともできるためグレーゾーンではあります。プレイヤーは自己責任でブックメーカーをプレイする必要があります。

日本の刑法にある「賭博罪」とは

日本の刑法には、「賭博罪」と呼ばれる犯罪があります。公営ギャンブルなど一部を除き、日本国民が日本国内で賭博を行うことを禁止する法律です。下の文章は賭博罪について引用した物です。

(賭博)
第百八十五条 賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。

(常習賭博及び賭博場開張等図利)
第百八十六条 常習として賭博をした者は、三年以下の懲役に処する。
2 賭博場を開張し、又は博徒を結合して利益を図った者は、三月以上五年以下の懲役に処する。

(富くじ発売等)
第百八十七条 富くじを発売した者は、二年以下の懲役又は百五十万円以下の罰金に処する。
2 富くじ発売の取次ぎをした者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
3 前二項に規定するもののほか、富くじを授受した者は、二十万円以下の罰金又は科料に処する。

引用元: 刑法(明治四十年法律第四十五号)

文章からどことなく古臭さを感じませんでしたか?実は、賭博罪というのは明治40年(1907年)に制定された非常に古い罪なんです。数十年前まで、賭博というのはプレイヤーと胴元が同じ場所で勝負する必要がありました。そのため賭博罪を特に変更する必要はなく今まで運用されてきました。

しかし、ブックメーカーではインターネットを通じて賭けを行うため、今の刑法では(ある程度無茶な解釈の変更をしない限り)ブックメーカーへのベットでプレイヤーを検挙するのは難しいと言えます。

過去にブックメーカー利用者が検挙された事例はない

また、むしろ賭博罪は(少なくとも導入当初は)プレイヤーよりも胴元側の検挙を行うために制定されたもので、遊び手だけを逮捕するための法律ではありません。

もちろんブックメーカーは海外で合法的に運営されているものなので、日本側がブックメーカーを検挙するというのはあり得ません。そのため、捕まるとすればプレイヤーだけを単独で検挙する必要があります。

過去、日本においてブックメーカーの利用者が検挙されたという事例はありません。「これからもあり得ない」という確証はありませんが、今までスポーツベッティングが犯罪であると認められた例は無かった、と言うことができます。

海外のブックメーカーは娯楽として合法的に運営されている

ブックメーカー自体に違法性は全くありません!イギリスでは1960年にブックメーカーの合法化が法律で定められ、半世紀以上の間にわたってが娯楽として楽しまれてきました。たとえばイギリスに本拠地を置く「ウィリアムヒル」というブックメーカーは、2,300以上のブックメーカーのオフィスをイギリスやアイルランドに設置しており、街角で気軽にスポーツベットが楽しめるようになっています。

また、サウサンプトンFCのユニフォームスポンサーをスポーツベットアイオーが務めたり、トッテナムのスポンサーをウィリアムヒルが務めるなど、スポーツチームのスポンサーを担当する一流企業が運営していることからブックメーカーは非常に信頼性の高い企業として知られています。

国内で逮捕される可能性が高いケース

国内で逮捕される可能性が高いケース

ブックメーカーを日本国内のプレイヤーが自分のPCやスマホを使って利用する行為についてはグレーゾーンである、という解説を今までしてきましたが、ブックメーカーを利用するにあたってこのような使い方をすると逮捕される可能性が高い、といったケースについて解説します。

賭博罪が成立するような条件を満たして行動したり、ブックメーカーの利益を脱税するといった行為については、重課税が課せられたり逮捕されたりといった可能性がありますので十分ご注意ください。

インカジや地下などでプレイしたら違法

日本国内の繁華街などには「インカジ」「地下カジノ」と呼ばれる違法に運営されているカジノが存在します。

インカジでは客がお金を支払い、そのお金をチップとして店にあるPCなどを使ってブックメーカーに賭けます。スポーツベットで勝利すればチップが増えて、チップの金額に応じてお金が払い戻しされて現金で受け取ることができます。

この行為は、賭け自体は海外のサイトを利用しているものの、現金のやり取りは胴元も客も国内で行われているので、「日本国内で賭博行為が行われた」ことを明確に示すものです。そのためインカジや地下カジノなどの違法カジノはよく警察から摘発されており、最近では17年で500億近くを売り上げた歌舞伎町の違法カジノが摘発されました。もちろん客も逮捕されてしまうので、インカジの利用は絶対にやめましょう。

運営会社が日本にあるブックメーカーで遊ぶと違法

ブックメーカーを日本国内から遊んでも必ずしも違法ではないと説明できる理由は、「ブックメーカーが海外のサーバーを利用しているから」です。ブックメーカーが海外にある場合、スポーツベットを日本国外で行っているため違法にならない、と言う説明ができます。

しかし、運営会社が日本にあるブックメーカーの場合は日本国内で賭けが成立してしまっているため逮捕される可能性が非常に高いです。

これはブックメーカーではなくですが、運営会社が日本にあるカジノサイトが摘発された事例もあります。また、カジノサイトに入出金を行う電子決済サービスが日本に本拠地を置いていた…と言うケースでも、サービスの運営企業が摘発されています。そのため、必ず海外に本拠地を置くブックメーカーでプレイしましょう。

税金申告をしなければ脱税とみなされる可能性がある

ブックメーカーで取得した利益は、競馬など他のギャンブルと同じように確定申告を行って税金を支払わなければならない場合があります。

ブックメーカーにおける利益は「一時所得」として扱われ、50万円以上の利益に対し、利益の半分に当たる金額が所得にカウントされます。そのうちの一部を所得税として支払う必要があります。会社員であれば90万円以上利益が出ていると確定申告の対象となります。

確定申告を行わず、税金を支払わなかった場合、税務署に利益を発見されると追加で税金を支払う必要があります。故意に脱税を行ったとみなされると、本来支払う税金の数倍もの重加算税が課せられることも…

当サイトではギャンブルで得た勝利金についての課税条件や計算方法についてまとめた記事を公開していますので、ぜひそちらからご確認ください。

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ブックメーカーを安全にプレイするためには

ブックメーカーを安全にプレイするためには

ブックメーカーは現在グレーゾーンのギャンブルですが、堂々とプレイしていることを周囲にバラすのはやめた方が良いです。たとえば賭け麻雀が一定のレート以下なら黙認されている理由は、客や店舗が大っぴらにギャンブルしていることを宣伝していないからです。それ以外にも、ブックメーカーを安全にプレイするための注意点について一覧にしました。チェックリストは以下の通りです。

  • 運営会社が海外にあり、ライセンスを取得・保持しているブックメーカーでプレイする
  • スポーツベットをプレイしていることは周りには説明せず、特にSNSでは利用しているブックメーカーなどを言わない
  • 利益が出たら確定申告を行い、税金を支払う
  • インカジなどの違法カジノでは絶対に遊ばない。遊ぶなら自分のスマホやパソコンでブックメーカーを楽しむ

これさえ守っていれば、少なくともプレイヤーさんが逮捕されることはまずありません。安心してブックメーカーをお楽しみいただけます。

安全性の高いブックメーカーの選び方

現在ブックメーカーが非常に人気を集めていることから、日本国内でも遊べるブックメーカー、もしくはブックメーカーを併設しているオンラインカジノが増えてきました。そのため初心者の方は「どのブックメーカーを選べばいいかわからない…」と言うプレイヤーさんも多いと思います。安全性の高いブックメーカーは、以下のような特徴を持つサイトを選ぶのがおすすめです。

  • 政府発行のライセンスを取得している
    これは「必須」です。ライセンスを持たないブックメーカーは全て詐欺です。当サイトで紹介しているブックメーカーは全てライセンスを取得・保持しています。
  • 使いやすく多機能である
    オッズが見やすい、マーケットを選択しやすいブックメーカーがおすすめです。また、ライブベッティングやストリーミングなどの機能があればもっとスポーツベットを楽しめます。
  • ユーザーサポートがしっかりしている
    年中無休で日本語のサポートが受けられるブックメーカーがおすすめです。

ブックメーカー違法・合法まとめ

ブックメーカーを日本国内でプレイするのは合法とも違法とも言えない状態にあります。日本の刑法において、賭博行為が海外のサーバーで行われるというのは想定されておらず、賭博罪を適用できるかどうかが議論の対象となっているからです。インカジなどの違法店舗を除き、過去にブックメーカーをプレイして逮捕されたユーザーは一人もいませんが、それは今後も逮捕されない証拠というわけではありません。

そのため、スポーツベットをプレイする際は必ず海外にある信頼性の高いブックメーカーを利用し、SNSなどで大っぴらに公言するのは避けた方が良いでしょう。ルールを守ってプレイすることで、ブックメーカーは安全に楽しめる可能性が高まります!