昨今、以前より競馬に面白さを見出せず、どうしても現在の話題はそこそこに昔の馬の話になってしまい、酒が進む程にその傾向は強まります(笑)
特に今日のメイン2レース(スプリングS&阪神大賞典)を見てても、なんだかなあ、という感じでして・・・
皆さんそれぞれの最強馬という存在が自分の中にいると思うのですが、私の場合はフジキセキがそうです。たった4戦しかしていませんが、彼の力を見るのに十分な数だったと思います。成長分も考えるともっと見たかったなあ、というのが本音ですが。
フジキセキはスピードとか瞬発力とか心肺能力とかそういうのを全て超越していた馬だと思っています。あのオーラはちょっと出せない物だったと強く記憶しています。
しかしそれはあくまで自分の主観でしかなく、他の人はそこまで思ってない事が多いのが世の常です。そこでお聞きしたいのですが、皆さんから見たフジキセキはどの程度の馬だったのかという事です。
できれば、当時リアルタイムで見ていた方の回答でお願いします。自分はレース映像だけで見てもその馬の実力は解らないと思っているからです。当時の時代背景(競馬界)、雰囲気や報道、一緒に走っていた馬たちも含めてのものだと思っています。私はオグリ世代なのでシンザンやシンボリルドルフを真の意味で語る事が出来ないのと一緒です。ですが、「こういう馬だったと聞いている」というような語り継ぎの様な形であれば大歓迎です。
様々なご意見よろしくお願いします。
回答
pika_goro:
POGで持っていたので若干偏ってるかと思いますが、是非答えさせていただきたいです。
もみじS以外の3レースを競馬場で生観戦しました。
デビュー戦は、自分が新潟出身でたまたま帰省していた時PO馬フジキセキが出るのでわざわざ見に行きました。
大きく出遅れたときには「はぁ~、終わった・・・」と落ち込んでたのですが、あのレース振り!!
そして2戦目のもみじSでも追うところなく後のダービー馬タヤスツヨシにレコード完勝。
朝日杯ではKダービーに挑戦させたいほど期待していた武スキーキャプテンに角田騎手が横を見る余裕を見せ完勝。
弥生賞は重馬場巧者と言われたホッカイルソーに並びかけられたときは「ああ!」と思ったが、一瞬のうちに突き放し完勝。
同レースに騎乗していて後にジェニュインで皐月賞を制する、いつもは寡黙な岡部騎手が「フジキセキに抜かされた時思わず飛び移りたい気持ちになったよ」と言っていたのが、岡部騎手ファンの僕にとっては最高の褒め言葉でした。
残念なのは、成長期で体がどんどん大きくなっていったのと瞬発力が物凄くて脚に負担がかかったことが故障の原因でしょうね。
シンボリルドルフが史上最強だと思っている僕にとっては、フジキセキがリアルタイムで知っている最強の馬です。
質問者 お礼
2008/03/26 22:25
回答ありがとうございます。
あの朝日杯は熱かったですね。フジキセキを入れて5頭が2戦2勝の馬達でした。各関係者からの評価が高かったスキーキャプテンを筆頭に新潟チャンピオンのトウショウフェノマ、コクトジュリアン、そしてマイティーフォース。出走頭数も当時のG1からすると少なめの10頭でした。
まあそりゃあこれだけの実績馬が集まったら普通は他に行きますよね(笑)それでもやはりフジキセキ対4頭の無敗馬という様な図式になっていましたが。
スキーキャプテンは実際ケンタッキーダービーに出て惨敗してしまいましたね。あの時は森さんかなりバッシング受けてました、あんな無様な通用しない馬を連れてくな、日本の恥だ、とか。酷い話ですよね(笑)あの時の勝ち馬は確かサンダーガルチでした。
弥生賞もホント凄いレースっぷりでした。坂でホッカイルソーに並びかけられ、そこから初めてサクっと力出して2馬身半ですからね。
半端ないです。でもやっぱり中山の坂上からの二馬身半の瞬発力は考えるとちょっと怖いですよね。競走馬の脚にとってそれは諸刃の剣ですからね。特にその特徴をよく受け継いだサンデー産駒にとっては、です。
これについては今だから言える、と思うのですが、サンデー初年度産駒という事で能力の高いその産駒達の扱い方に関係者皆が対応できなかった、という事があの故障に影響を及ぼした一番の原因だと思っています。(過去の名馬を含め)フジキセキ程の瞬発力を持った高い能力の馬を生かす経験があの頃の日本競馬界にはまだ足りてませんでしたからね。そういう意味ではディープインパクトはその様なサンデー産駒から得たデータ及び経験の蓄積や、施設、技術の進歩があったからこそ4歳一杯まで無事走る事が出来、あれだけの実績を残せたのだと思うとしみじみしてきますね。
一頭の図抜けた種牡馬の出現は馬だけでなく人、延いては競馬界全体のレベルアップに繋がるというのはよく言われる事です。そう考えるとサンデーの日本競馬に対する貢献度といったらそれは凄い物なんだなと改めて再認識しました。今(笑)勿論ノーザンテーストをはじめ、それより以前の種牡馬達の御陰でもあるというのは言うまでもありません。
話が大分逸れてしまいましたが(笑)フジキセキはその強さだけでなく色んな意味で偉い馬ですね。ありがとうございました。
fuzikiseki:
私の名前を見てください!私がいかにこの馬を愛していたことか!!
「漆黒の馬体に星一つ」「しかし負けない、譲らないこれが強さ
フジキセキの強さ」の競馬実況を10年以上たった今でも
覚えてます。
私がこの馬はとんでもないと思ったのはもみじSです。
4コーナに差し掛かったというのに角田騎手は後ろをむいたまま
(タヤスツヨシを見ていた)自分は「何してんだ?早くおえー!」
って思いましたが追い出すやいなやあっさり突き放したあの瞬発力
今まで騎手があんな乗り方して勝ったレースなんて見た事ありません
でした、角田騎手が乗った3戦全てで思ったのですが
余裕を見せすぎだった気がします、また角田騎手には失礼ですが
彼の腕ではフジキセキの実力をちゃんと引き出せてなかった気も
します。
朝日杯では道中フジキセキはやや頭を高くして上手く折り合って
いるようには見えませんでした、弥生賞もほとんど手綱をもって
跨ってただけみたいな感じでフジキセキ一人で勝ってる気がしました。
結論をいうとフジキセキは結局100%の力で走ることなくターフを
さったと自分は思ってます、それでいてあの雰囲気と強さ!
あれからシンボリクリスエスやサイレンススズカ、そして
ディープインパクト等の名馬が出てきましたが
私の最強はフジキセキです!!
質問者 お礼
2008/04/03 00:31
回答ありがとうございます。
フジキセキ産駒がドバイシーマクラシック勝ちましたね。どこの国の馬だろうと嬉しいものですね。
「漆黒の馬体に星一つ」三宅アナですね、私もあのフレーズは凄く記憶に残っています(笑)あの時は「無事に行ってくれさえすれば春は全部頂きだな」と思ったものでしたが・・・
確かに角田だとどうかな?と自分も思いましたね。いや、角田が下手、という訳ではないのですが、もっといいのがいるだうと。まあ渡辺さんの事だから変えないだろうな、と諦めてはいましたがね。その角田が雑誌のインタビューでこう言っていました。
「フジキセキは一度も100%の力で走った事は無かった。だから東京の様なコースで思いっきり本気の走りをさせてあげたかった」とこんな感じで言ってたと思います。
フジキセキと酒、この二つが揃うと朝までいってしまいますね。ほぼ100%の確立で(笑)自分を超える産駒を是非フジキセキには出して欲しいものです。ありがとうございました。
gohara_gohara:
当時、TVなどを通じては見ていましたが、競馬場ではフジキセキを見ていない、というファンです。
これは、多少、後付(兄弟の成績などから見て)もありますが、フジキセキはマイル~二千くらいがベストの馬で、同期の皐月賞馬・ジェニュインと距離適正は似ていたのではないかと思っています(ただ、ジェニュインより力は上だと思いますが)
弥生賞の圧勝劇などを見ても、皐月賞はほぼ確実に勝てたと思います。また、ダービーに関しても、完成度や、相手関係からして高い確率で勝てたのではないかと思っています。
ただ、菊花賞はどうかな? という風に思っています。というのは、距離もそうですが、4番手から早めに抜け出してレコード勝ちをしたマヤノトップガンは強かったです。惨敗はしないまでも、これを破るのは難しかったのではないかと思います。
むしろ、菊花賞ではなくて、天皇賞に出ていれば、バブルガムフェローより1年前に、3歳馬の天皇賞勝ちもあったと思います(この年、ナリタブライアンが不調で、ジェニュインが僅差の2着ですから、可能性はかなり高いと思います)
質問者 お礼
2008/03/25 00:58
回答ありがとうございます。
そうですね、gohara_goharaさんの様な意見がやはり多いですよね。
私自身も負けるなら菊花賞かな、と思っていましたし。ですが、5キロ10キロのレースをさせても一番前でゴールしてしまう様な馬かな、とも思っているのですが・・・
あの菊花賞は田原が相手だし屋根で負ける事もあると思っていました。あの時はトップガン、ホッカイルソー、オートマチック、そしてシグナルライトでトウカイパレスは最後に切ってしまいました。1チャ3チャ、よくある事ですよね。懐かしいなあ(笑)
天皇賞は私も思いました、BCクラシックもいいんじゃないかと。古馬になったら、の事ですがそう思っていました。何かのインタビュー記事で読んだのですが実際、吉田照哉さんはBCクラシックを選択肢の一つに入れていたそうです。それだけにあのニュースは晴天の霹靂でした。
ありがとうございました。
質問者 補足
2008/03/25 01:24
あの菊花賞は田原が・・・>の件はある回答部分に対して返答させて頂いた形で勿論、菊花賞に出ていたらという仮定のもと語ったものです。そこだけ読むとあたかもフジキセキが菊花賞に出走している感じになっているので(笑)補足させて頂きます。言葉が足りずすみません。
sasakuri:
毎年阪神は層の薄さもあいまってつまらないレースが続きますが、スプリングステークスは何か本番を示唆するところがたくさんあって面白かったですよ。
フジキセキはどうも最初から「サンデーの子の子」を生む「サンデーの子」として見られていたので、たとえば同じ早くして引退したアグネスタキオンのように盛り上がった感じはなかったですよ。朝日杯のときもこの馬一頭だけ強くて冷めた感じさえありました。当日は寒くて天気も悪く、晴れやかなGIという感じはしませんでした。子供たちも活躍してますが、カネヒキリにしろドリームパスポートにしろ、どことなく地味ですよね。
なので、強かったですけど、おもしろい話はあまり出てこないですね。
私の主観たっぷりなので、話半分で考えてほしいですが、当時現場にいた私の意見です。
質問者 お礼
2008/03/25 00:09
回答ありがとうございます。
私の主観たっぷりなので、話半分で考えてほしいですが>いえいえ、それこそ私が求めていたものです。
あの日は確かに寒くて靄もかかっていた感じでしたね。私はというとこれから始まるレースに血の温度が上がっていて靄にも神秘的な印象を受けていました。やはり人も変わればこうも違うものなんですよね(笑)
産駒成績ですが、リーディングサイアー部門で内国産種牡馬として秀でた結果を出し続けているのは素晴らしい事だと思いますね。どんな名馬だろうとハズレが当たり前の世界ですからね。G1馬出せるだけでも凄い事です。これからも良い産駒を出して欲しいと思います。
ありがとうございました。
質問者 補足
2008/04/15 18:10
出来ればフジキセキ好き以外の方に10ポイントを付けさせて頂くつもりでしたが質問の肝である「皆さんから見てフジキセキはどの程度の馬だったのか」という事が具体的に書かれていないという事でポイントを付けさせて頂くには至りませんでした。すみません。