ダランベール法が最強?実践シュミレーションと改良案・損切ラインを解説

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このページでは、カジノで使える攻略法のひとつ「ダランベール法」について解説します。は、バカラやルーレットなどのテーブルゲームで利用できるシステムベットで、コツコツと利益を稼ぎたいという方にピッタリの攻略法です。

この記事ではそんなダランベール法の使い方や相性の良いゲームから、ダランベール法の改良案や損切りポイントなど、ダランベール法に関する情報を徹底解説!

「ダランベール法ってどうやって使うの?」「他の必勝法と比べてどんなメリットがあるの?」といった疑問をお持ちの方におすすめの記事となっています。

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(ウィナーズクラブ管理人)

「ダランベール法」は、”コツコツ堅実に利益を確保したいタイプ”の方におすすめのベット方法です。守備的なシステムですが、大きなリスクを負わず、少ない資金で結果を出せる事からプレイヤーに人気があります。基本的な賭け方はもちろん、改良案も解説していますので是非ご覧ください。

この記事のまとめ

  • 大負けしにくい反面、大勝ちすることも難しい
  • 2倍配当のテーブルゲームで使いやすい
  • 長時間遊びたい方やベット額を稼ぎたい方にもおすすめ
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この記事はおよそ 8分 で読むことができます。時間がない方は目次を活用しましょう

目次 開く
最強の攻略法とも言われる「ダランベール法」とは
ダランベール法の使い方(賭け方)

手順①:ユニット数(賭け金)を決める
手順②:1ユニットの増減額を決める
手順③:勝負の結果によって次のベット額を増減させる
連勝が続いて賭け金が「0」になった時はリセットする
ダランベール法の利点・メリット

ダランベール法は少ない資金で実践できる
大負けする事が少ない
ベットリミットに達しにくい
ダランベール法の欠点・デメリット

ダランベール法は大勝しにくい
利益を得るのに時間がかかる
連敗したら取り返すのが大変
ダランベール法の損切りラインとやめ時

損切りラインの目安でおすすめは「6回以上負け越した時」
いつ止める?ダランベール法のやめ時の具体例
ダランベール法が使えるのは「勝率が50%で配当が2倍」のゲーム

ルーレット
ブラックジャック
ダランベール法の期待値|3つのゲームでシミュレーションした結果

ルーレットでの検証結果・期待値
バカラでの検証結果・期待値
(大小)での検証結果・期待値
ダランベール法で負け越しているのに利益がでるパターン
ダランベール法で更に利益を上げる3つの改良案

改良案①:ベット額が0になったら最初に戻す
改良案②:開始時のベット額を増やした場合
改良案③:増減額を増やした場合
ダランベール法は勝てない?実践したプレイヤーの評価
ダランベール法とその他の攻略法の違い

マーチンゲール法とダランベール法を比較
オスカーズグラインド法とダランベール法を比較
10%法とダランベール法を比較
ダランベール法でよくある質問
ダランベール法のまとめ

最強の攻略法とも言われる「ダランベール法」とは

ダランベール法とはどんな攻略法か?

ダランベール法は別名を「ピラミッド法」といい、18世紀フランスの数学者であるジャン・ダランベールが考案したことからその名が付けられたとされるマネーシステムです。

賭け方は単純で、「勝利した時にベット額を減らし、敗北した時にベット額を増やす」だけ!簡単な手順なので初心者の方でも問題なく使用できます。

また単純な仕組みながら、連敗してもそこまでベット額が大きく増えない、また勝率が低くてもタイミングが良ければプラスになるというメリットがあり、非常に使いやすい攻略法と言えるでしょう。

負けた時にベット額が増える「守備型」のシステムベットなので、コツコツと利益を出したい方におすすめです。利益を出すのに時間はかかりますが負けにくい特徴から、ダランベール法こそが最強の攻略法だとも言われます。

ダランベール法の使い方(賭け方)

続いて、ダランベール法(ピラミッド法)の賭け方について詳しく解説します。ベット方法の難易度はマネーシステムの中では簡単な方なので、初心者の方も簡単に使える攻略法と言えるでしょう。

  1. ユニット数(賭け金)を決める
  2. 1ユニットの増減額を決める
  3. 勝負の結果によって次のベット額を増減させる

手順①:ユニット数(賭け金)を決める

手順①:ユニット数(賭け金)を決める

まず、スタート時に賭ける金額を決めます。

最初のユニット数が大きいほど勝利時の配当が大きくなりますが、連敗時に大損することを防ぐため、持っている資金の10%以下であることが望ましいです。

今回は「最初の賭け金=10ドル」として説明します。

手順②:1ユニットの増減額を決める

手順②:1ユニットの増減額を決める

続いて、「1ユニット」の金額を決めます。この金額は勝敗が決まった時に、次に賭ける金額の増減幅となります。

今回は「1ユニット=1ドル」として説明します(つまり最初の賭け金は10ユニットとなります)。

手順③:勝負の結果によって次のベット額を増減させる

手順③:勝負の結果によって次のベット額を増減させる

ダランベール法と相性の良いカジノゲームを参考に、好きなゲームに10ドルをベットします。この時、勝った場合と負けた場合で次のゲームの賭け金が異なります。

引き分けた場合はベット額は据え置きにしてください。

勝利した場合:次のゲームで1ユニット分減らす

勝利した場合:次のゲームで1ユニット分減らす

勝利した場合、1ユニット分の金額を減らして次の勝負を行います。10ドル賭けて勝った場合は9ドルになります。

負けた場合:次のゲームで1ユニット分増やす

負けた場合:次のゲームで1ユニット分増やす

敗北した場合、1ユニット分の金額を増やして次の勝負を行います。10ドル賭けて負けた場合は11ドルになります。

連勝が続いて賭け金が「0」になった時はリセットする

連勝が続いて賭け金が「0」になった時はリセットする

もし連勝が続き、これ以上1ユニット分の金額を減らすことができなくなったら、その時点でリセットを行いましょう。

ダランベール法の利点・メリット

ダランベール法の期待値・メリット

続いて、ダランベール法のメリットについて解説します。ダランベール法は連勝時の利潤よりも連敗時のリスクに重きを置いた攻略法なので、コツコツ派に嬉しいメリットが揃っているのが特徴です。

ダランベール法は少ない資金で実践できる

ダランベール法は自分で「ベット額」も「スタート金額」も調整できるので、自分でリスクを調整できます。

例えば「5ドルスタート、増減1ドル」であれば50ドルもあれば十分プレイできますし、「1ドルスタート、残高1ドル」で負けた時にダランベール法をスタートするプレイヤーもいます。

そのため、ダランベール法は少ない資金でも十分に使いこなせる攻略法と言えるでしょう。また、上の改良案で解説した通りスタート額や増減額を変動させることで、ハイローラーの方でも使いやすいマネーシステムにすることもできます。

大負けする事が少ない

ダランベール法は負けた時にベット額を上げる攻略法ですが、上げる金額が「1ユニット」のみとなっています。増減額を1ドルと設定している場合、5連敗してもベット額は5ドルしか増えません。

他に有名な守備的攻略法として「」や「ココモ法」などがありますが、マーチンゲール法が常に負けた時に2倍、でも平均1.6倍のベットが必要なところ、1ユニット分で済むのは連敗のリスクが少ないと言えます。

また、スタート金額が大きくても増える量が一定なので、連敗しても大負けは防ぎやすいと言えるでしょう。

ベットリミットに達しにくい

上の項目とも関係しますが、ダランベール法は負けても増える「量」が一定なので、連敗してもそこまでベット額が上がりません。

例えば最も有名な「マーチンゲール法」と、連敗時のベット額を見比べてみましょう。両方とも最初のベット額は10ドルです。

ダランベール…10⇨11⇨12⇨13⇨14⇨15⇨16⇨17⇨18⇨19…

マーチンゲール…10⇨20⇨40⇨80⇨160⇨320⇨640⇨1,280⇨2,560⇨5,120⇨10,240…

マーチンゲール法が10連敗で1万ドルベットを超えてしまいました。これはほとんどのでベットリミットに到達してしまいます。しかしダランベール法は10連敗しても20ドルなので、ベットリミットにはほとんど到達しないと言えます。

ダランベール法の欠点・デメリット

ダランベール法の欠点・デメリット

続いてダランベール法のデメリットです。守備に重きを置いているダランベール法は、リスクを背負いながら大きな配当を目指す他の攻略法と比べると見劣りする点があります。

ダランベール法は大勝しにくい

「ダランベール法は連勝してもその分ベット額が減っていくので、大勝を望めないと言うデメリットがあります。極端な例として、「パーレー法」と比較した時、連勝時に合計で獲得できる利益を見比べてみましょう。両方とも最初のベット額は10ドルです。

ダランベール…10⇨19⇨27⇨34⇨40⇨45⇨49⇨52⇨54⇨55

パーレー…10⇨30⇨70⇨150⇨310⇨630⇨1,270⇨2,550⇨5,110⇨10,230

このように、ダランベールは連勝時の配当が小さく、大勝は難しいと考えた方が良いでしょう。

利益を得るのに時間がかかる

また、例えば1勝さえすれば利益の出るマーチンゲール・ココモ法などとは異なり、ダランベール法は「勝率50%をキープすれば少しずつプラスになる」マネーシステムです。そのため、利益を得るのにある程度時間がかかります。

勿論勝率が50%を上回れば時間効率も上がりますが、上記の通り連勝しても利益が大きく伸びる訳ではないので、うまく利確を利用して利益を重ねていくのがダランベール法を効率的に利用するポイントです。

連敗したら取り返すのが大変

勝率が低くてもある程度プラスになるモンテカルロ法やマーチンゲール法などと異なり、ダランベール法は1回の勝利で1回の負けをカバーする攻略法です。そのため、連敗するとその連敗分勝利する必要があります。

勿論勝敗をイーブンに戻せばその分プラスになるシステムではあるのですが、あまりにもベット額が上がってしまうとそれ以上の連敗で資金が底を突いてしまうといった可能性もあるので、 損切りも考えながらプレイすることをおすすめします。

ダランベール法の損切りラインとやめ時

ダランベール法は、明確なやめ時や損切りのラインが決まっている賭け方ではありません。そのため、プレイヤーさんがお好きなタイミングで利確しても良いですし、損切りをしてもOKです。

続いての項目では、当サイトがおすすめするダランベール法の損切りライン・利確ラインについて解説します。

損切りラインの目安でおすすめは「6回以上負け越した時」

損切りラインの目安でおすすめは「6回以上負け越した時」

ダランベール法は大きな連敗を重ねても、1回あたりのベット額はそれほど上がりません。しかし、そのセットで利益を出すためには”ほとんど同じ数の連勝を重ねて勝率を5割に戻す必要”があります。

なので、ある程度ベット額が増えた場合、「損切り」をしてゲームをリセットすると良いでしょう。

当サイトがおすすめする損切りの目安は、「(勝利回数)-(敗北回数)が「6」以上になった時」です。その時は、ベースの1/10を増減額にしていた場合でも、ベット額は当初の1.5倍になっているので取り戻すのも困難になります。一旦リセットして次のセットに臨みましょう。

いつ止める?ダランベール法のやめ時の具体例

ダランベール法は明確なやめ時が決まっている賭け方ではありませんが、例としていくつかご紹介します。

  • これ以上1ユニット分の金額が減らせなくなった場合
    (上の説明では「1ドル」で勝利した場合)、1ユニットのまま続けてもOKです。
  • 1ユニット分の金額が減らせなくなった場合
    ダランベール法を成功とし次のセットに移ってもOKです。
  • 最初のベット額から半分以上金額が減った場合
    (上の説明では「5ドル」で勝利した場合)、利確して次のセットに移るのがおすすめです。
  • 最初のベット額から2倍以上の金額になった場合
    (上の説明では「20ドル」で負けた場合)、損切りして次のセットに移るのが良いでしょう。

勿論これは「1ユニット=1ドル、最初のユニット=10ユニット」の場合です。損切り・利確ラインについてはプレイヤーさんが自由に決めることができます。

ダランベール法が使えるのは「勝率が50%で配当が2倍」のゲーム

ダランベール法が使えるのは「勝率が50%で配当が2倍」のゲーム

ダランベール法は「勝率約50%・当たると配当が2倍」になるゲームで使われることを想定しています。そのため、ほとんどのテーブルゲームと相性が良いです。

ただし、ゲームによっては賭け方に注意すべき局面もあるので、それぞれのゲームで何にベットするのが良いかについて詳しく解説します。

  • ルーレット
  • バカラ
  • ブラックジャック
  • シックボー

ルーレット

ルーレット

ルーレットでは勝率を上げるため、ヨーロピアンルーレットを使うのがおすすめです。

そしてベットするのは赤・黒や奇数・偶数などのアウトサイドベットをご利用ください。勝利時に2倍の配当がもらえるエリアであればどのベットでもOKです。

バカラ

バカラ

バカラの場合、コミッションありでバンカーにベットすると1.95倍しか配当がもらえないので、プレイヤーにベットする、もしくはノーコミッションバカラを利用するのがおすすめです。

ただし、ノーコミッションバカラでバンカーに賭けると、「6」で勝利した時に50%の手数料が取られてしまいます。この時は「引き分け」としてカウントしてください。

ブラックジャック

ブラックジャック

ブラックジャックもダランベール法は利用できるのですが、ダブルダウンやスプリットなど、追加のベットが求められる場合があるため、少し注意が必要です。

追加ベットを行い、元の賭け金に対して2倍分勝った場合は「2連勝」とカウントするなど、数え方を工夫することでダランベール法を使うことができます。

また、ブラックジャックで勝利した場合は普通の勝ちとしてカウントしてください。

シックボー

シックボー

シックボーは「大」または「小」にベットしましょう。

他のベットエリアは場合によって賞金が異なる場合があるので、大小いずれかに賭けてください。

ダランベール法の期待値|3つのゲームでシミュレーションした結果

当サイトで実際にダランベール法を利用し、どれほど利益が出るのかについてシミュレーションを行いました。

続いての項目では、ルーレット・バカラ・シックボーでダランベール法を利用した際の結果について解説します。

ルーレットでの検証結果・期待値

ルーレットでの検証結果

まず、Evolution社のライブルーレットでダランベール法のシミュレーションを行いました。シミュレーションの条件は以下の通りです。

  • Evolutionのルーレットをプレイ
  • ルーレットの黒のみにベット
  • 10回プレイ
  • 1ユニット1ドルで10ユニット(10)ドルでスタート
回数 ベット額 勝敗 損益 累計損益 勝敗決定後のアクション
1回目 10ドル +10ドル +10ドル 勝ったのでベット額を1ドル減らす。10ドル→9ドル
2回目 9ドル -9ドル +1ドル 負けたのでベット額を1ドル増やす。9ドル→10ドル
3回目 10ドル -10ドル -9ドル 負けたのでベット額を1ドル増やす。10ドル→11ドル
4回目 11ドル +11ドル +2ドル 勝ったのでベット額を1ドル減らす。11ドル→10ドル
5回目 10ドル +10ドル +12ドル 勝ったのでベット額を1ドル減らす。10ドル→9ドル
6回目 9ドル -9ドル +3ドル 負けたのでベット額を1ドル増やす。9ドル→10ドル
7回目 10ドル -10ドル -7ドル 負けたのでベット額を1ドル増やす。10ドル→11ドル
8回目 11ドル -11ドル -18ドル 負けたのでベット額を1ドル増やす。11ドル→12ドル
9回目 12ドル +12ドル -6ドル 勝ったのでベット額を1ドル減らす。12ドル→11ドル
10回目 11ドル +11ドル +5ドル 勝ったのでベット額を1ドル減らす。11ドル→10ドル

今回は勝ちと負けが続いたり続かなかったりとランダムな形になり、最終的には5勝5敗という結果でした。しかし、5ドルの利益が出ています。

「負け」→「勝ち」のサイクルで必ず1ユニット分の利益が出るので、どのような形でも勝率50%なら利益が出るようです。

バカラでの検証結果・期待値

バカラでの検証結果

続いて、同じくEvolution社のライブバカラでダランベール法のシミュレーションを行いました。シミュレーションの条件は以下の通りです。

  • Evolutionのスピードバカラをプレイ
  • バカラのプレイヤーのみにベット
  • 10回プレイ
  • 1ユニット1ドルで10ユニット(10)ドルでスタート
回数 ベット額 勝敗 損益 累計損益 勝敗決定後のアクション
1回目 10ドル +10ドル +10ドル 勝ったのでベット額を1ドル減らす。10ドル→9ドル
2回目 9ドル -9ドル +1ドル 負けたのでベット額を1ドル増やす。9ドル→10ドル
3回目 10ドル +10ドル +11ドル 勝ったのでベット額を1ドル減らす。10ドル→9ドル
4回目 9ドル -9ドル +2ドル 負けたのでベット額を1ドル増やす。9ドル→10ドル
5回目 10ドル +10ドル +12ドル 勝ったのでベット額を1ドル減らす。10ドル→9ドル
6回目 9ドル -9ドル +3ドル 負けたのでベット額を1ドル増やす。9ドル→10ドル
7回目 10ドル +10ドル +13ドル 勝ったのでベット額を1ドル減らす。10ドル→9ドル
8回目 9ドル -9ドル +4ドル 負けたのでベット額を1ドル増やす。9ドル→10ドル
9回目 10ドル +10ドル +14ドル 勝ったのでベット額を1ドル減らす。10ドル→9ドル
10回目 9ドル -9ドル +5ドル 負けたのでベット額を1ドル増やす。9ドル→10ドル

今回は勝ち→負け→勝ち→負けとテレコが続いた局面でしたが、ダランベール法を利用した結果5ドルのプラスになりました。

これは勝った時の方が負けた時に比べてベット額が大きくなっているため、5勝5敗でもプラスになったと言えます。

シックボー(大小)での検証結果・期待値

シックボー(大小)での検証結果

最後に、こちらもEvolution社のライブシックボーでダランベール法のシミュレーションを行いました。シミュレーションの条件は以下の通りです。

  • Evolutionのシックボー(大小)をプレイ
  • 「大」のみにベット
  • 1ユニット1ドルで10ユニット(10)ドルでスタート
回数 ベット額 勝敗 損益 累計損益 勝敗決定後のアクション
1回目 10ドル -10ドル -10ドル 負けたのでベット額を1ドル増やす。10ドル→11ドル
2回目 11ドル -11ドル -21ドル 負けたのでベット額を1ドル増やす。11ドル→12ドル
3回目 12ドル -12ドル -33ドル 負けたのでベット額を1ドル増やす。12ドル→13ドル
4回目 13ドル -13ドル -46ドル 負けたのでベット額を1ドル増やす。13ドル→14ドル
5回目 14ドル -14ドル -60ドル 負けたのでベット額を1ドル増やす。14ドル→15ドル
6回目 15ドル +15ドル -45ドル 勝ったのでベット額を1ドル減らす。15ドル→14ドル
7回目 14ドル +14ドル -31ドル 勝ったのでベット額を1ドル減らす。14ドル→13ドル
8回目 13ドル +13ドル -18ドル 勝ったのでベット額を1ドル減らす。13ドル→12ドル
9回目 12ドル +12ドル -6ドル 勝ったのでベット額を1ドル減らす。12ドル→11ドル
10回目 11ドル +11ドル +5ドル 勝ったのでベット額を1ドル減らす。11ドル→10ドル

5連敗から5連勝した場合でも、利益は5ドルとなりました。つまりシミュレーションの結論としては、「勝敗数が同じならその回数分だけ利益が出る」と言えます。

勝率が5割であれば必ずプラスになるというのは嬉しいメリットと言えるでしょう。

ダランベール法で負け越しているのに利益がでるパターン

「負け越しているのに利益が出ている」という、不思議なパターンがあるのでご紹介します。

10ドルがベースで1ドル増減の場合、勝率が完全に50%だとすると、11勝12敗になった時点で負け越しているのに1ドルの利益が出ていることになります。

ダランベール法の原則に照らし合わせれば当たり前の事ですが、論理的に2回のベットで1ドルの利益が得られるので、24回ベットすれば12ドルの利益が得られることになります。

そのため、直前の23回目に負けて11勝12敗になっていれば、次の24回目で11ドルをベットして勝って12ドルの利益になる状態、すなわち23回目は1ドルの利益を得ている状態になります。

回数 賭け額 勝敗 累計損益 回数 賭け額 勝敗 累計損益
1回目 10ドル -10ドル 13回目 22ドル -164ドル
2回目 11ドル -21ドル 14回目 21ドル -143ドル
3回目 12ドル -33ドル 15回目 20ドル -123ドル
4回目 13ドル -46ドル 16回目 19ドル -104ドル
5回目 14ドル -60ドル 17回目 18ドル -86ドル
6回目 15ドル -75ドル 18回目 17ドル -69ドル
7回目 16ドル -91ドル 19回目 16ドル -53ドル
8回目 17ドル -108ドル 20回目 15ドル -38ドル
9回目 18ドル -126ドル 21回目 14ドル -24ドル
10回目 19ドル -145ドル 22回目 13ドル -11ドル
11回目 20ドル -165ドル 23回目 12ドル +1ドル
12回目 21ドル -186ドル 24回目 11ドル +12ドル

これは、あくまでも理論通りに勝率50%になった場合なので、参考程度とお考え下さい。

ダランベール法で更に利益を上げる3つの改良案

ダランベール法で更に利益を上げる3つの改良案

次にダランベール法の改良案について解説します。ダランベール法はかなり完成された攻略法であるためアレンジ案が多くあるわけではないのですが、「開始時のベット額を増やす」「増減額を増やす」とどうなるのか? といった疑問についても説明します。

改良案①:ベット額が0になったら最初に戻す

ダランベール法は明確なやめ時が存在しません。例えば5ドルスタートで連勝するごとに1ドルずつベット額を減らしていくと、5回目で1ドルに到達し、そこから連勝しても1ドルからは変わらないので利益が出にくい…という問題点があります。

上の手順解説でも少し説明していますが、1ユニットの勝負で勝った場合、ダランベール法を「成功」とみなして次のセットに移動するのも一つの手と言えます。

これを「改良ダランベール法」と言います。改良ダランベール法は連勝時に利益が出にくくなるダランベール法の構造上の問題を取り除いており、その後の連敗時のリスクはあるもののプラスが大きくなりやすい攻略法となっています。

回数 勝敗 賭け額 改良後
掛け額
利益 改良後
利益
1 5ドル +5ドル
2 4ドル +9ドル
3 3ドル +12ドル
4 2ドル +14ドル
5 1ドル +15ドル
6 1ドル 5ドル +16ドル +20ドル
7 1ドル 4ドル +17ドル +24ドル
8 1ドル 3ドル +18ドル +27ドル
9 1ドル 2ドル +19ドル +29ドル
10 1ドル 1ドル +20ドル +30ドル

改良案②:開始時のベット額を増やした場合

開始時のベット額を増やした場合

ダランベール法は、開始時のベット額、賭け金の増減額を変えることができます。それでは、賭け金の増減額は1ドルで固定し、開始時のベット額だけ変更させた場合、どのような利益・損失が発生するのでしょうか?

例えばヨーロピアンルーレットで100回黒に賭けた時、(黒):(0+赤)の出る確率はおおよそ49回:51回となります。それではこの計算を踏まえて「49勝51敗」だった場合に、ダランベール法の想定利益を「スタート=10ドル」「スタート=20ドル」の2パターンで考えてみましょう。

まず上のシミュレーションでは「1勝1敗=+1ドル」なので、どちらも49勝49敗=49ドルの利益です。

「スタート=10ドル」の場合

負け越した2回分の損失が$10+$11=$21なので、49ドルから差し引くと「28ドル」の利益となります。

「スタート=20ドル」の場合

負け越した2回分の損失が$20+$21=$41なので、49ドルから差し引くと「8ドル」の利益となります。

勿論勝ち越した場合はスタート時の金額が高い方が利益が出やすいのですが、単純に開始時のベット額を増やしても利潤が増えるわけではないことに注意が必要です。

改良案③:増減額を増やした場合

増減額を増やした場合

それでは、元手を200ドル、スタートは20ドルで固定するという条件のもと、増減額が変動した場合はどのようになるでしょうか?

同じく49勝51敗の場合、増減額が±1ドルの場合8ドルの利益、±2ドルの場合56ドルの利益、±3ドルの場合104ドルの利益を獲得できます。一見すると増減額が大きいほど配当を獲得しやすいと考えられますが、その分リスクも負うことになります。

増減額が±1ドルの場合

元手20ドルだと連敗するごとに21⇨22⇨23…とベット額が増えていきます。この時、8連敗を喫すると188ドルのマイナスとなり、残高が12ドルとなるため続行不可能となります。

増減額が±2ドルの場合

連敗するごとに22⇨24⇨26…とベット額が増えていきます。この時、7連敗で182ドルのマイナスとなり、残高が18ドルとなるため続行不可能となります。

増減額が±3ドルの場合

連敗するごとに23⇨26⇨29…とベット額が増えていきます。この時、6連敗で165ドルのマイナスとなり、残高が35ドルとなるため続行不可能となります。

このため、ベースの1割程度を増減額にする方がバランスの取れた配分と言えるでしょう。

連敗数 1ドル増額 2ドル増額 3ドル増額
1 20ドル 20ドル 20ドル
2 41ドル 42ドル 43ドル
3 63ドル 66ドル 69ドル
4 86ドル 92ドル 98ドル
5 110ドル 120ドル 130ドル
6 135ドル 150ドル 165ドル
7 161ドル 182ドル 203ドル
8 188ドル 216ドル 244ドル
9 216ドル 252ドル 288ドル

ダランベール法は勝てない?実践したプレイヤーの評価

ここまでダランベール法について解説してきましたが、結局ダランベール法は勝てる攻略法なのか気になりますよね。そこで、当サイトでダランベールを利用したプレイヤーのリアルな口コミを調査しました。

ダランベール法で勝てる!という投稿です。ダランベール法は勝率が低くてもタイミングが良ければプラスになるという利点があります。

1つ目の投稿の方は「4連敗したらリセット」という縛りで実戦されており、負けるほど掛け金が膨らむダランベール法をうまく調整された結果、見事勝利を収められています。

続いてダランベール法で勝てないという口コミです。ダランベール法のマイナス要素の1つに、負けるほど掛け金が大きくなっていくシステムの為「連敗を重ねると資金が足りなくなりパンクする」というものがあります。

マーチンゲール法など倍額をかけていく方法とは違い、掛け金の増額はゆるやかですが、それでも5敗…10敗…と連敗を重ねる可能性は0ではありません。ダランベール法がうまくいかない時は、1ユニットの掛け金を調整する、連敗リセットのルールを決めるなどの調整がおすすめです。

さらにこんな投稿を見つけました。

「負けたけど、ダランベール法だったから傷が浅い」といった内容です。

ダランベール法はマーチンゲール法などのハイリスク・ハイリターンな攻略法と違って、コツコツ利益を増やすタイプのベッティングシステムです。負けた時のリスクが比較的浅いので、攻略法初心者さんにも手を出しやすいといえるでしょう。

ダランベール法とその他の攻略法の違い

マーチンゲール法とダランベール法を比較

増減額を増やした場合

マーチンゲール法は、ダランベール法と同様に「負けるごとにベット額を増やしていく手法」の攻略法です。

ただし、ダランベール法はベースに1ユニットを増額するので1.1倍・1.2倍・1.3倍と緩やかに増えるのに対して、マーチンゲール法は2倍・4倍・8倍と急激に増えていく点が大きな違いです。

勝率が高く連敗の可能性が低い、またバカラやシックボーなど様々なゲームで使いやすいというメリットがありますが、大きな連敗になるとテーブルリミットに達してしまい、失敗する可能性が高いというデメリットもあります。

とダランベール法を比較

増減額を増やした場合

オスカーズグラインド法は、ダランベール法をアレンジして作られた攻略法です。負けた時はベット額を変化させず、勝った時にベット額を1ユニット分ずつ上げていきます。

そして最終的に+1ユニットでも利益が出れば成功となります。勝った時にベット額が上がるので連勝時に利益が出やすいメリットがあります。

ただし、長期戦になるとベット額が高額になり大きな損失を出す可能性が高いというデメリットもあるため、注意しましょう。

10%法とダランベール法を比較

増減額を増やした場合

10%法(テンパーセント法)は、その名の通り資金の10%をベットしていく、と言うだけの攻略法です。そのため、勝った時にベット額が少しずつ上がり、負けた時に下がっていきます。

連勝時に利益が上乗せされ連敗時に損失が抑えられる「ローリスクハイリターン」の手法であるというメリットがあるものの、連敗時に取り戻すまでに時間がかかるというデメリットがあります。

ダランベール法でよくある質問

なぜダランベール法が最強の攻略法と言われるのですか?

前提として、システムベットで還元率を変えることはできないので、どの攻略法が最強なのかについてはプレイヤーさんのプレイスタイルによって異なります。

ただ、ダランベール法が多くのプレイヤーから最強と言われている理由としては、ダランベール法はある程度の利益が確保できる上に大負けしにくいからと言えるでしょう。

ダランベール法は理論上、勝利数と敗北数が同じ場合必ず利益を出すことができます。なぜなら、勝ってから負けた場合も、負けてから勝った場合も、勝った時の方がベット額が大きいからです。

そのため、勝率が50%ほどのテーブルゲームとは非常に相性が良く、勝ちやすいというメリットがあります。

ダランベール法を試すための資金はいくら以上がおすすめですか?

ダランベール法はマーチンゲール法などと異なり、最初からある程度の賭け金が必要となる攻略法です。できれば、最初のベット額の10倍以上の資金は持ち合わせておきたいと言えるでしょう。

例えば「スタート10ドル、勝利で-1ドル、敗北で+1ドル」というダランベール法を試す場合は、10ドルの10倍、100ドルほどの資金は持っておきたいところです。どうしてもある程度の連敗はあるはずなので、連敗をある程度カバーできる資金は必要になります。

なお、ほとんど全ての攻略法は、最初の資金が大きければ大きいほど失敗時のリカバリーができるという意味で勝率が上がっていきます。そのためある程度資金に余裕を持たせてから勝負することをおすすめします。

ダランベール法以外のベッティングシステムが知りたいです

ダランベール法以外にも、様々なベッティングシステムが用意されています。当サイトが紹介しているシステムベットの中から、代表的なものをまとめて解説します。

  • マーチンゲール法…負けた時にベット額を2倍にして、1回でも勝てば最終的に利益を出せる攻略法
  • (逆マーチンゲール法)…勝った時にベット額を2倍にして、連勝時に大きな利益を獲得する攻略法
  • …数列に従いベット額を操作し、数列が1個以下になった時点で利益が確定する攻略法
  • グッドマン法(1235法) / バーネット法(1326法)…連勝が続くたびにベット額を操作し、4連勝することでまとまった利益を出す攻略法

詳しいベッティングシステムの使い方については、当サイトの「 ベッティングシステム・カジノ攻略法の基本的な賭け方を解説」でご確認ください。

ダランベール法はFxや競艇などのギャンブルでも使えますか?

はい、Fxや競艇でもダランベール法の利用は有効です。ダランベール法はFxや競艇に限らず「勝率約50%・当たると配当が2倍」になる条件を作り出すことができるゲームであれば使う事ができますので、お好きなが当てはまればぜひ応用してみてください。

ダランベール法のまとめ

ダランベール法(ピラミッド法)は、ルーレットやバカラなどのテーブルゲーム・ライブカジノで利用できるマネーシステムで、勝利した時にベット額を減らし、負けた時にベット額を増やすことによって、勝率が50%でも少しずつ利益が出せることができる攻略法です。

また「最初のベット額」と「勝ち負けの増減額」を自分で変動させられることから、ハイローラーの方もご利用になれますし、また自分自身で「ローリスクローリターン」「ハイリスクハイリターン」を選択できるというメリットもあります。

大勝はしにくく利益が出るのにある程度の時間がかかることから、コツコツと稼ぎたい方におすすめの攻略法です。