カジノゲームの花形・バカラには様々な攻略法や必勝法がありますが、攻略法を使いこなすにはまず「ハウスエッジ」について知っておく必要があります。
ハウスエッジ(控除率)とは、簡単にいえばカジノ側の取り分のことを指します。つまり、ハウスエッジが少なければ少ないほどユーザー側は有利になるのですが、バカラではそれぞれベットする場所によってハウスエッジが全く異なるのです。
そこでこのページでは、バカラのハウスエッジについて分かりやすく解説します。また、どの場所に賭けるのが一番有利になるのかという基本戦略についても詳しく説明しているので、バカラで勝つ方法が知りたいという方におすすめの記事となっています。
この記事のまとめ
- ハウスエッジとはカジノの取り分の事で、値が低ければ低いほどプレイヤーに有利となる
- バカラのハウスエッジはプレイヤーで1.24%、バンカーで1.05%、タイで14.32%
- ハウスエッジにおいて通常のバカラではバンカーに賭けるのが最も低いが、ノーコミッションバカラでは逆にプレイヤーに賭ける方が低くなる
この記事はおよそ 10分 で読むことができます。時間がない方は目次を活用しましょう
バカラのハウスエッジとは?
まず、バカラにおけるハウスエッジについて、バカラの基本的なルールもおさらいしつつ解説します。ハウスエッジとは、分かりやすく言うと「カジノ側の取り分」のことです。
つまり、ユーザーが賭けたお金に対してどれくらいのお金をカジノ側が控除するのか、を示す数字になっています。控除率が低いほどカジノ側の取り分が少なくなるため、プレイヤーに還元されやすい=勝ちやすい、ということになります。
バカラはプレイヤーとバンカーのどちらかに賭けて、相手のカードより自分のカードの合計下1桁が「9」に近い方が勝ちとなるゲームです。そのため、50%の確率で当たって2倍の配当をもらえるから、控除なんてないような気がしますよね。
ですが、3枚目のカードを開く条件によって若干ではありますがバンカーの方が有利になっているのです。そのためプレイヤーの勝率は50%よりも低く、またバンカーの勝率が50%より高い分バンカーで勝っても手数料がマイナスされるという仕組みになっています。
この勝率調整によって、カジノ側は利益を稼いでいると言えるでしょう。
ハウスエッジ(控除率)の計算方法
バカラの控除率の計算式は、先に期待値を計算した後、それをベット額で割ることで計算できます。つまり、計算式は以下の通りです。
(期待値)= 勝利時の利益 × 勝率 – 敗北時の損失 × 敗北率
(控除率【%】)= – (期待値 ÷ ベット額 × 100)
例えば、1回1,000円かかる福引ゲームで、30%の当たりを引けば3,000円ゲット、しかしハズレは何ももらえない…というゲームの控除率を考えてみましょう。
この時の期待値は、30%の当たりでプラス2,000円、70%のハズレでマイナス1,000円なので、 2,000 × 0.3 – 1,000 × 0.7 = -100 となります。つまりこのゲームは1回プレイするごとに-100円の期待値ということです。
このゲームの控除率は、 -( -100 ÷ 1,000 × 100) = 10 となり、10%が控除されることになります。
この計算式で求めた際の、プレイヤー・バンカー・タイのハウスエッジは以下の表の通りです。
賭け方 | ハウスエッジ(控除率) |
---|---|
プレイヤー | 1.24% |
バンカー | 1.05% |
タイ | 14.32% |
それぞれのハウスエッジについて、具体的に見ていきましょう。
プレイヤーに賭けた場合:1.24%
プレイヤーにベットした場合の控除率は、およそ1.24%です。詳しい計算式は以下の通りとなります。
まず、一般的なライブバカラにおける勝率は、バンカー45.86%・プレイヤー44.62%・タイ9.52%です。プレイヤーに賭けて勝利すると2倍の配当を獲得できます。そのため、プレイヤーに賭けた場合の期待値は下記の計算で求められます。
1 × 0.4462 – 1 × 0.4586 + 0 × 0.0952 = -0.0124
つまり控除率は 0.0124、%に直すと【1.24%】です。
バンカーよりも少しだけ高いので、控除率だけ見るとプレイヤーよりもバンカーの方が勝ちやすいと言えます。ただ、2倍の配当を獲得できるのでシステムベットとの相性は良いです。
バンカーに賭けた場合:1.05%
バンカーにベットした場合の控除率は、およそ1.05%です。詳しい計算式は以下の通りとなります。
まず、一般的なライブバカラにおける勝率は、バンカー45.86%・プレイヤー44.62%・タイ9.52%です。バンカーに賭けて勝利すると1.95倍の配当を獲得できます。そのため、バンカーに賭けた場合の期待値は下記の計算で求められます。
0.95 × 0.4586 – 1 × 0.4462 + 0 × 0.0952 ≒ -0.0105
つまり控除率は 0.0105、%に直すと【1.05%】です。
プレイヤーよりも少しだけ低いので、控除率ではプレイヤーよりもバンカーの方が勝ちやすいと言えます。フラットベットの際はバンカーに賭けるのがベストな選択と言えるでしょう。
タイに賭けた場合:14.32%
タイにベットした場合の控除率は、およそ14.32%です。詳しい計算式は以下の通りとなります。
まず、一般的なライブバカラにおける勝率は、バンカー45.86%・プレイヤー44.62%・タイ9.52%です。タイに賭けて勝利すると9倍の配当を獲得できます。そのため、タイに賭けた場合の期待値は下記の計算で求められます。
8 × 0.0952 – 1 × 0.4462 – 1 × 0.4586 = -0.1432
つまり控除率は 0.1432、%に直すと【14.32%】です。
プレイヤーやバンカーに比べ圧倒的に高い控除率となっているため、勝ち越したい場合は絶対にタイに賭けるべきではありません。
ただし、エボリューション社のライブバカラの場合、一部のゲームでタイの配当が最大88倍まで上がる「赤い封筒」というシステムがあるので、控除率は7.03%と半分以上下がります。
それでもプレイヤーやバンカーと比べると非常に高い控除率となっており、別途カジノのプロモなどがない限りは賭けるべきではない場所と言えます。
手数料なしバカラのハウスエッジ
「手数料なしバカラ」とは、バンカーで勝利した時に差し引かれる5%の手数料がゼロになったバカラのことです。ただし、バンカーが「6」で勝利した場合は一気に50%のコミッションを差し引かれ、ベット額の1.5倍しか配当がもらえません。
この場合のハウスエッジについて計算してみましょう。プレイヤー・タイについては一般ルールのバカラと同じなので割愛します。
一般的なライブバカラにおける勝率は、バンカー45.86%・プレイヤー44.62%・タイ9.52%です。このうち、バンカーは「6」で勝つ確率が5.38%、それ以外の数で勝つ確率が40.48%となっています。そのため、手数料なしバカラでバンカーに賭けた時の期待値は下記の計算で求められます。
1 × 0.4048 + 0.5 × 0.0538 – 1 × 0.4462 + 0 × 0.0952 ≒ -0.0145
つまり、控除率は 0.0145、%に直すと【1.45%】です。
通常のバカラと比べ0.4%ほど控除率が上がり、バンカーはプレイヤーよりも不利なエリアになってしまいました。しかしそこまで大きい差ではなく、またシステムベットも使いやすくなることから、賭ける価値のあるエリアではあると言えるでしょう。
スーパー6に賭けた場合:24.6%
ノーコミッションバカラには「スーパー6」というサイドベットがあります。
このサイドベットは、もしバンカーが6で勝利した場合、ベット額の13倍〜16倍(カジノによって数字は異なります)の配当をゲットできるという賭け方です。ただし、プレイヤーが勝った時はもちろん、バンカーが6以外の数字で勝利した場合も配当は一切獲得できません。
最高16倍という配当は魅力的ですが、スーパー6はかなり控除率が高い賭け方です。一般的なカジノではスーパー6の配当を14倍に設定していますが、配当14倍の場合スーパー6の控除率はなんと24.6%!ベット額の4分の1をカジノ側に持っていかれる計算です。
最も配当が高い16倍で計算しても、控除率は13.8%とかなり極悪。もちろんスーパー6を使う場合はバンカーのベットと併用することから全体の控除率はここまで低くなりませんが、スーパー6を利用するのはほぼ損しかしないのでやめた方が良いです。
デック数とハウスエッジ
デック数 | バンカー | プレイヤー | タイ |
---|---|---|---|
シングル | 1.01175% | 1.28637% | 15.74613% |
2 | 1.03891% | 1.25646% | 15.02280% |
3 | 1.04749% | 1.24685% | 14.74029% |
4 | 1.05169% | 1.24211% | 14.59164% |
5 | 1.05419% | 1.23929% | 14.50013% |
6 | 1.05585% | 1.23741% | 14.43816% |
7 | 1.05703% | 1.23608% | 14.39343% |
8 | 1.05791% | 1.23508% | 14.35963% |
ライブバカラにおいては、トランプを何セットか組み合わせてシューの中に入れプレイされます。この時、1つのシューに使うトランプのセットの数を「デック数」と言います。例えば6デックの場合、52枚1セットのトランプが6セット分シャッフルされ、合計312枚を使用することになります。
デック数によってもハウスエッジは変動します。特にタイについては、同じ数字のカードが少なくなることから当たりにくくなり、シングルデックだと16%近い控除率を取られてしまうので注意が必要です。
ただ、バンカーとプレイヤーに関してはかなりの微差となっており、特にバンカーは1デックでも8デックでも0.04%ほどしか変わらないので、あまり気にすることはありません。
また、そもそもライブカジノでプレイする場合は大抵6〜8デックの範囲でシューが作られるため、ほとんど同じと考えて良いでしょう。
かなり数は少ないですがシングルデックのバカラが置いてあるカジノもあることはある(ただしライブバカラではないテーブルゲーム)ので、その時はバンカーに賭けるのがおすすめです。
ハウスエッジを駆使した3つのバカラの基本戦略
これまでのハウスエッジの説明を踏まえて、バカラの基本的な戦略について解説します。もちろんこれが常に最適であるわけではありませんが、少なくともこのポイントを押さえておけば大きく負け越す可能性はある程度少なくなると言えるでしょう。
①バカラで最も有利なのは「シングルデックのバンカー」
まず、バカラはサイドベットの還元率がかなり低めに設定されています。タイ・ペア・スーパー6といったサイドベットは配当の割に勝率が非常に低く、全く割に合いません。そのため、プレイヤーかバンカーにベットすることを強くおすすめします。
プレイヤーとバンカーのどちらに賭けるか、については微差なのであまり気にする必要はないのですが、控除率の小ささで言えばバンカーの方がおすすめです。なお、ノーコミッションバカラの場合はプレイヤーの方が有利になります。
ちなみに、本当はシングルデックのバンカーが最も還元率が低くなりますが、ライブカジノにおいてシングルデックのバカラは現状存在しないので、デック数はあまり気にしなくて良いです。
②デック数は少ないほど控除率が少ない
極限まで低い控除率を追い求めるなら、デック数の大きさにも注意しましょう。
基本的に、デック数が少ないほどバンカーの控除率は下がり、プレイヤーとタイの控除率は上がっていきます。そのため、シングルデックのバンカーが最も還元率を低くすることができます。
プレイヤーにベットしたいという方は、ライブバカラなどで多く使われている6〜8デックをプレイするのがおすすめです。
ただ、そもそも最近のカジノはシングルデックでプレイできる方が珍しいですし、そこまで追い求めてもハウスエッジは0.05%ほどしか変わらりません。
シングルデックで遊べるカジノを時間かけて探すくらいであれば、リベートボーナスなどバカラをプレイする時のプロモが充実しているオンラインカジノで遊んだ方がお得になりますよ!
③テーブルのコミッションを確認
バンカーにベットする際は、通常通りのバカラかノーコミッション(手数料なし)バカラかを把握しておく必要があります。
「NC」「No Commission」と書かれているテーブルの場合は手数料なしバカラで、そうでない場合は通常通り5%のコミッションがかかるバカラとなっています。間違って別のバカラをプレイしないよう注意しましょう。
ハウスエッジ習得後におすすめ!バカラが遊べるカジノ
カジノシークレットで遊べるバカラ
ゲーム名 | XXXTREME LIGHTNING BACCARAT ,BACCARAT LIVE など |
---|---|
プロバイダー | Evolution Gaming,Ezugi など |
デック数 | 6~8 |
ベット額の一部が還元されるシークレットキャッシュバックが人気のカジノシークレットでは、もちろんライブゲームを含むバカラでも恩恵を受ける事ができます。
右上にマークがあるキャッシュバック対象のゲームで遊べば、元々ハウスエッジが低いバカラが更に有利に!勝っても負けてももらえるキャッシュバックとハウスエッジを併用して、どんどん稼いでしまいましょう。
ステークカジノで遊べるバカラ
ゲーム名 | Speed Baccarat , Mega Baccarat など |
---|---|
プロバイダー | Evolution Gaming, Stake Original など |
デック数 | 6~8 |
超豪華なVIPプログラムが人気のステークカジノは、ライブバカラも非ライブのテーブルバカラもプレイすることができます。ライブバカラでは大人気のエボリューションをはじめ、プラグマティックプレイやLive88など様々なプロバイダーにも対応しており、いろんな楽しみ方ができます。
また、Stakeのオリジナルゲームにもバカラが用意されており、直接仮想通貨をベットできるのはもちろん、自動プレイも簡単!ハウスエッジの低いバカラでベット額を稼いで、VIPプログラムをお得に利用しましょう!
ラッキーニッキーで遊べるバカラ
ゲーム名 | Speed Baccarat , Japanese Baccarat など |
---|---|
プロバイダー | Evolution Gaming, Sexy Gaming など |
デック数 | 6~8 |
日替わりプロモなどのユニークなキャンペーンで人気のラッキーニッキーは、なんと60ものバカラゲームが用意されています。
ライブバカラでは定番のエボ社に加え、水着などのコスチュームを着た美人ディーラーが陽気なダンスを披露してくれるセクシーゲーミングや、日本語でもプレイできるジャパニーズバカラもプレイできます。
また、ライブゲームではないテーブルゲームのバカラも充実しているので、ベットタイムの制限がなくゆっくりとプレイできます。初心者の方や、システムベットを練習したい方におすすめです。
バカラのハウスエッジ(控除率)まとめ
バカラのハウスエッジ(控除率)は他のギャンブルに比べるととっても低く、また他のカジノゲームと比べても低めに設定されています。バンカーのハウスエッジはなんと1.05%!プレイヤーの控除率も1.24%と非常に遊びやすく、ほぼフラットに勝負できるという特徴があります。
ただし、タイ・ペア・スーパー6などのサイドベットは勝率の割に配当が少ないので、控除率はかなり高く不利な勝負になってしまいます。そのため、できる限りサイドベットには賭けずに本線(プレイヤーかバンカー)のみに賭けるのが安定して勝つコツとなっています。
ハウスエッジの低いバカラはVIPプログラムやリベートボーナスなどプロモとの相性が抜群!キャンペーンを上手に活用して、賢くお得にバカラを楽しみましょう!
Bell
(ウィナーズクラブ管理人)
カジノゲームのハウスエッジは競馬やパチンコなど他のギャンブルより元々低いのですが、バカラはその中でも特に低く設定されています。そして、バカラの中で最も低い賭け方が「バンカー」にベットする事です。ハウスエッジを理解して、より多くの利益を回収しましょう!