地方競馬の組編成についてお訊ねします。
A〜Cのクラス分け、もっというとA1A2という、級の中のクラス分けで賞金区切りで編成しているところまでは理解しています。
その先の組分けをどうしているのか?についてシステムを教えて下さい。
例えば大井でC2十というクラスのレースがあったとします。C2までは賞金が額で分けますよね。その後の一組〜の組分けも、同様に賞金額基準があり、それに基づく区分けなのでしょうか?
それともC2クラスでその開催の出走する馬の中で相対的に組分けをしているのでしょうか?
(後者を具体的な例にすると、賞金額が相対的に一位だったらC2一に出走、相対的に二十位であったらC2二に出走、となる、みたいな感じですかね。)
回答
kks********:
質問者様が挙げられた「南関東のC2クラス」で言えば、まず説明の都合上4歳馬としましょう。今なら4歳の6月という事になりますので、南関東競馬の格付け表から「200万以上400万未満」の範囲に収まっているはずです。
ですが、分け方がこれだけだと賞金がギリギリ200万の馬と、C1昇格寸前の390万の馬が同じ競走に出る羽目になって、これでは高確率で後者が先着するでしょうから所謂「ガチガチ」決着になって、競馬の競走の面白味を削いでしまいます。
そこで、当開催のC2クラスの競走(1開催で複数競走組まれます)に出走する馬を賞金順に並べ、それを競走数で割った結果1組から○○組に割り振られます。仮に120頭出走してきて、フルゲート12頭の競走なら10競走組まれて賞金順に1組~10組となるわけです。
時折ある漢数字付きの場合、あまりにも登録頭数が多過ぎるので更に細分化している事を意味しています。ともあれ、こうする事で賞金の近い馬同士の競走になるので、南関東公式の言葉を借りるなら「スリリングな競走を演出」出来るようになるわけです。
凄く極端に言えば、ある開催ではC2クラスの馬が480頭も登録したので40競走組まれて最下級はC2(7組)四になったけれど、別の開催では放牧で多数の馬がいなくなったので、登録頭数が60頭しかいないので5競走しか組まれずに最下級はC2(5組)になったなんて事も起きます。
なので、例えば上記の例で言えば両方の競走に出走した馬が前者の開催ではC2(2組)二で勝っても、後者の開催では登録頭数の関係でC2(3組)になったなんて事も起きますので、開催が変わると字面の組だけでは能力比較が出来なくなりますので、そこは注意が必要です。
ただ、ここまで難解なのは圧倒的在籍頭数を誇る南関東ならではで、他地区はここまで細かくはありません。個人的なホームグラウンドの兵庫県競馬の場合、組は「当日」出走馬の賞金上位順なので南関東程複雑ではありません。なお、組のボーダーラインに多数の馬がいる場合は抽選なので、その結果下位の組に放り込まれた馬は人気します。
なので、質問に関して言えば質問者様の「それともC2クラスでその開催の出走する馬の中で相対的に組分けをしているのでしょうか?」が正解というわけです。とはいえ、1組と8組位の極端な差で無ければ展開一つで着順が入れ替わる事もザラなので、あまり考え過ぎても仕方が無いと言えるでしょう。
- pri********
- 馬柱を見て帰納的に類推していましたが、やはり、相対的な組分け正しいのですね。
まさに記載されている「注意が必要」というところが気になり、予想をする上で要確認事項と思いこちらで質問いたしました。
あまり仕方ないでしょう、という部分は、このことを知っているから言える事実かと思いますが、いかがでしょうか?
dia********:
詳しい賞金額はわかりませんが、例えばC-2二組とC-2十組とでは、10組の方が賞金額は下です。
- pri********
- すみません、もらえる賞金額ではなく、出走する組に関する質問です。