バーネット法(1326法)とは、オンラインカジノのバカラやルーレットなどで使える攻略法の一つです。4連勝で必ず利益が出ることや、連敗時のリスクがある程度低いことから人気の高いシステムベットとなっています。
このページでは、バーネット法の賭け方や利点と欠点、よく似た「グッドマン法」との違いなど、バーネット法について詳しく解説します。正しく実行できるようになれば利益を出せるようになるので、しっかり手順を覚えましょう。
この記事のまとめ
- 連勝するごとにベット額を「1⇨3⇨2⇨6」と変化させていく攻略法
- 負けた時にはベット額を増やさず勝った時のみ変動させるため、連敗時のリスクがある程度抑えられている
- 倍率2倍のゲームに使え、利確するタイミングが分かりやすい
この記事はおよそ 7分 で読むことができます。時間がない方は目次を活用しましょう
バーネット法(1326法)とは?
「バーネット法」はオンラインカジノのテーブルゲーム・ライブカジノで利用できる「マネーシステム(賭け金を上下させて勝率アップを狙う攻略法)」の一つです。連勝するごとにベット額を「1⇨3⇨2⇨6」と変化させていくことから別名を「1326法」と言います。
もちろんベット額を100倍にして100ドル⇨300ドル⇨200ドル⇨600ドルとすることもできるのでハイローラーの方にも人気の手法です。
負けた時にはベット額を増やさず勝った時のみ変動させるため、連敗時のリスクがある程度抑えられていることや、「4連勝」と言う目標が決められており利確するタイミングが分かりやすく、初心者からベテランプレイヤーまで広く使われているシステムベットです。
バーネット法と相性がいいゲーム
バーネット法は「勝率約50%、当たると配当2倍」のゲームを前提として作られています。そのため、以下のようなカジノゲームの相性が良いと言えるでしょう。
相性抜群
使用可能
- 『クレイジータイム』などのホイールゲームの「1」(倍率を上げる仕組みがある以上、当たる確率が下がる)
- 通常のバカラのバンカー(配当が1.95倍なので計算が面倒)
できれば使用しない方が良い
- ブラックジャック(ダブルダウン・スプリットなどの追加ベットが必要なアクションがある。仮に使わない場合RTPがグンと下がる)
バーネット法の賭け方・ルール
続いて、バーネット法の賭け方の手順について解説します。バーネット法はマーチンゲール法やパーレー法と異なりベット額が上下に変動するので、やり方を間違えると思ったように利益が出せないこともあります。そのため必ずルールを覚えてから実戦で使うことをおすすめします。
バーネット法の手順は以下のとおりです。それぞれの手順について分かりやすく解説します。
- 1ユニットの額と賭けるゲームを決める
- 勝ってからセット開始
- 負けたら掛け金をリセットして次のセットを開始
手順①:1ユニットの額と賭けるゲームを決める
1ユニットあたりの金額を決めます。「ユニット」とは、ここでは最初の賭け金のことです。プレイヤーさんがどれだけ利益を出したいかで決めると良いでしょう(目標利益÷10程度がおすすめです)。本説明では1ユニット=1ドルとして解説します。
また、利用するカジノゲームも上記の「バーネット法と相性がいいゲーム」から選んで、1回目のベットを行います。ここで賭けるのは1ユニット分の金額です。
手順②:勝ってからセット開始
勝った場合、ベット額を3ドルに引き上げて再度ベットを行います。次も勝利した場合今度は2ドルをベット、その次も勝利した場合6ドルをベットします。つまり、連勝すると「1ドル⇨3ドル⇨2ドル⇨6ドル」とベット額が変動します。
6ユニット(6ドル)での勝負に勝ち4連勝した場合、バーネット法は成功となります。成功したあとは賭け金をリセットして次のセットを開始するか、6ドルの勝負を負けるまで続けるか選ぶことができます。
どちらかといえば6ドルの勝負を続ける方が一般的です。
手順③:負けたら掛け金をリセットして次のセットを開始
スタートしてから4連勝する前に負けた場合、利益が出ていた場合(2連勝後に負けた場合)でもバーネット法は失敗となります。ベット額を1ドルに戻して次セットを開始しましょう。
バーネット法のシミュレーション結果
実際にバーネット法(1326法)ではベット額がどんな動きをするのか?と言うことを分かりやすく説明するために、バーネット法を利用してベットを行ったシミュレーションについて解説します。
今回はバカラのプレイヤーで勝負を行い、「負け-負け-勝ち-負け-勝ち-勝ち-負け-勝ち-勝ち-勝ち-勝ち」だった場合のシミュレーションになります。
回数 | ベット額 | 勝敗 | 獲得額 | 累計損益 | 勝敗決定後のアクション |
---|---|---|---|---|---|
1回目 | $1 | × | -$1 | -$1 | 今回と同じベット |
2回目 | $1 | × | -$1 | -$2 | 今回と同じベット |
3回目 | $1 | ○ | $1 | -$1 | 勝ったのでベット額を$3にする |
4回目 | $3 | × | -$3 | -$4 | 負けたのでベット額を$1にする |
5回目 | $1 | ○ | $1 | -$3 | 勝ったのでベット額を$3にする |
6回目 | $3 | ○ | $3 | $0 | 2連勝したのでベット額を$2にする |
7回目 | $2 | × | -$2 | -$2 | 負けたのでベット額を$1にする |
8回目 | $1 | ○ | $1 | -$1 | 勝ったのでベット額を$3にする |
9回目 | $3 | ○ | $3 | $2 | 2連勝したのでベット額を$2にする |
10回目 | $2 | ○ | $2 | $4 | 3連勝したのでベット額を$6にする |
11回目 | $6 | ○ | $6 | $10 | 4連勝したので終了 |
7勝4敗という成績で、かなり大きなプラスを手にすることができました。各場面について詳しく見ていきましょう。
まず、1-2戦目と3-4戦目ですが、最初の2戦は両方とも負けて-2ドルとなっています。そして後半の2戦は1勝1敗なのに-2ドルとなっています。1勝目の後は3ドルをベットするため、そこで負けると2連敗と同じく-2ドルとなることに注意が必要です。
次に5〜7戦目ですが、勝ち・勝ち・負けでトータル収支は+2ドルとなりました。2連勝するとマイナスになることはなく、特に4連勝がかかった試合で負けるより3連勝がかかった試合で負ける方が収支がプラスになります。4連勝できなくともプラスが狙えるので、コイン持ちが良いとも言えるでしょう。
最後は4連勝を決め、+10ユニットで勝ちとなりました。「4連勝」が一つの区切りになっており、利確しやすいのもメリットと言えます。次のゲームからはまた1ドルからリセットとなります。
勝ちと負けが交互だと負けがふくらむ
バーネット法は、少なくとも2連勝しないことには必ずマイナスになってしまいます。もちろん連敗するとずっとマイナスではあるのですが、勝ちと負けが交互に来る状態、いわゆる「テレコ」状態であっても同じくマイナスになってしまうというデメリットもあります。
例として、5勝5敗だったものの勝ち負けがずっと交互に続いた時のシミュレーション表を見てみましょう。
回数 | ベット額 | 勝敗 | 獲得額 | 累計損益 |
---|---|---|---|---|
1回目 | $1 | ○ | $1 | $1 |
2回目 | $3 | × | -$3 | -$2 |
3回目 | $1 | ○ | $1 | -$1 |
4回目 | $3 | × | -$3 | -$4 |
5回目 | $1 | ○ | $1 | -$3 |
6回目 | $3 | × | -$3 | -$6 |
7回目 | $1 | ○ | $1 | -$5 |
8回目 | $3 | × | -$3 | -$8 |
9回目 | $1 | ○ | $1 | -$7 |
10回目 | $3 | × | -$3 | -$10 |
勝敗はイーブンだったのですが、10ドルの損失が出てしまいました。
1ドルをベットした後3ドルをベットしているので、最初に1ドル勝っても次に3ドル負けてしまうと、全体で2ドルのマイナスになります。そのため、1勝1敗と2連敗では損失は同じであることを覚えておきましょう。
バーネット法(1326法)のメリット
- 4連勝という明確な目標があるので使用しやすい
- 2連勝すればマイナスにならない
- 負けたらベット額が戻るので連敗リスクも最小限
まず、バーネット法(1326法)は「4連勝」することが軸になっている攻略法です。4連勝しない限りヤメることはできないし、4連勝すればすぐ利確する、その分かりやすさが人気を博しています。
手順も1⇨3⇨2⇨6と勝利するたびにベット額を変えるだけなので、初心者でも簡単に利用できるというメリットがあります。
また、4連勝すれば12ユニット分の利益が確保できるのに加え、2連勝すればマイナスにはなりません。同じく連勝で利益が増える攻略法としてパーレー法が知られていますが、パーレー法はどのタイミングでも負けると必ずマイナスになるので、リスクにも配慮した賭け方と言えます。
さらに、「連敗しても大丈夫」なのがバーネット法の最大のメリット。例えば10連敗すると1,000ドル以上の損失が出るマーチンゲール法に対し、バーネット法は10連敗しても損失は10ドル(1ユニット=1ドルの場合)。
安全を確保しつつ、連勝による利益を狙うマネーシステムとして多くの利点を持つ攻略法となっています。
デメリット
- 4連勝以上できないので爆益は起きにくい
- 1勝1敗が2連敗と同じ
- 4連勝できなければ勝利は望めない
バーネット法(1326法)のデメリットとして多くのプレイヤーが挙げるのは「大勝ちできない」という点です。バーネット法で獲得できる最大の配当は最初の賭け金の12倍。スタート時に100ドル200ドルとベットできれば+1,000ドルも狙えますが、倍率という意味ではあまり高くありません。
例えばパーレー法の場合、10連勝すれば1,000倍以上の利益を見込めます。しかし4連勝で打ち止めのバーネット法で大きな利益を狙うのは難しいです。
また、1ユニットをベットして勝ったら次は3ユニット分ベットするので、「勝ち⇨負け」の場合でも2連敗と同じ収支になる分博打性が上がっていることには留意が必要です。
さらに、4連勝という低くないハードルも気になる点です。1回勝利すればプラスになるマーチンゲール法・ココモ法、2連勝でOKの31システムなどと異なり、4回連勝しなければバーネット法は成功とはなりません。
アレンジ・改良案
バーネット法は「1⇨3⇨2⇨6」という順番でベットを行いますが、この方法の改良案について考えてみます。バーネット法のメリットを残しつつ、利益を増やしたりリスクを抑えるためには、ベットの調整を行うのが一番です。例えば…
1ユニット=10ドルにする
スタートを10ドルにして4連勝すれば+120ドルを獲得できます。プレイヤーの残高に合わせて自在に変化させるのがおすすめです。また、前セットは1ユニット3ドルだったけど、次から5ドルにする…といったこともできます。
1⇨3⇨2⇨4 としてベットする
3連勝後のベットで負けてプラマイゼロは残念なので、最後を4ユニットにして負けても+2ユニットは確保できるようにする、と言う手法もあります。
グッドマン法(1235法)との違い
バーネット法(1326法)とよく似た攻略法として、「グッドマン法」というマネーシステムがあります。連勝に応じて「1⇨2⇨3⇨5」とベット額を変動させることから「1235法」の別名があります。
よく似た両者ですが、バーネット法とグッドマン法にはいくつか異なる点があります。
グッドマン法は1ユニットベットした後2ユニットベットに移行するので、そこで負けても-1ユニット。そのため2連勝できない場合でもバーネット法よりも減り方が緩やかです。
その代わり、3連勝を賭けた勝負で負けるとプラマイゼロなので、バーネット法よりマイルドで動きが少ない方法となっています。
バーネット法(1326法)で勝てない時の対処方法
バーネット法(1326法)を利用してもなかなか勝てない、という時があります。
バーネット法は4連勝で12ユニットを獲得できるのに、既に負け続けて12ユニット以上のマイナスがある…といった時、具体的にどのような対策を取れば良いかを解説します。
「損切り」ラインを考えておく
バーネット法は利確ラインははっきりと決まっていますが、損切りラインは全く決まっていません。
事前に「何ドルまで下がったら止める」というラインを設けておき、到達してしまったらキッパリ止めましょう。もしくは使用予定の金額しか入金しない、というのも一つの手です。
別の攻略法やゲームに変えてみる
4連勝が求められるバーネット法ですが、なかなか利益が確保できない時は他の攻略法をお試しください。例えば…
1回で勝利確定となるマーチンゲール法・ココモ法
2連勝でクリア確定となる31システム
勝率20%でOK!なモンテカルロ法
4連勝ではまだマイナスなら… パーレー法
もしくは遊ぶゲームをバカラからルーレットに変えたりと、臨機応変に勝負してみてはいかがでしょうか?
バーネット法の使い方まとめ
バーネット法は、別名を「1326法」という通り、連勝するたびにベット額を変動させて利益を狙う攻略法です。4連勝することが目的という非常にシンプルな攻略法であり、利確ポイントも明確に決まっていることから、迷う心配がなく初心者の方も簡単に利用できます。
また、連敗時でもベット額が変動しないのでローリスクで戦えるという利点もありますが、その反面4連勝で打ち止めなので爆益を狙うには最初のベット額を上げる必要があります。
よく似た攻略法の「グッドマン法(1235法)」と比べ、2連勝までのマイナスが厳しいものの、2連勝以上すると多くの利益が確保できることから、より残高に動きがある攻略法となっています。ただしバーネット法もコツコツ派の方にお勧めしたい攻略法です!
Bell
(ウィナーズクラブ管理人)
バーネット法は、負けている間はベット額が増えないのでリスクが最小限に抑えられて、少しの連勝で取り返せます。ます。ただし、連勝しないと利益が出ないため、勝ち負けを繰り返す「テレコ」状態の場合は負け額が膨らんでいくので注意が必要です。